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Posted by あしたさぬき.JP at

野球のこと

2008年09月29日

ファイターズは、
クライマックスシリーズ進出に向けて、
残り2試合となりました。
昨年のクライマックスシリーズ第2ステージ、
日本シリーズ進出をかけてマリーンズと戦った
試合を思い出します。
5試合とも激闘で、
結果的にはファイターズが勝利しました。
しかし、力の限り戦った満足感は、
両チームとも強く感じました。
試合終了後、両チームが健闘をたたえあい、
また両チームを応援をしているファンの方々が、
ともにエールをおくりあう球場は、
これまでのプロ野球にはなかった光景でした。
まさに感動の連続だったことを思い出します。

そのマリーンズと札幌ドーム最終戦で、
クライマックスシリーズ進出をかけて戦います。
昨年、もし小林投手の足が攣らなかったら、
結果はどうなっていたでしょうか。
あのときの悔しさを、小林投手は今日の試合にぶつけてくるでしょう。
そして、ファイターズは大エースに成長したダルビッシュが、
今日の大一番に登板します。
どちらのチームが「絶対勝つ」という強い気持ちを持ち続けるかが、
今日の勝負を分けると思います。
連覇の意地か、それとも雪辱を期する思いか、
札幌ドーム最終戦を飾るにふさわしい戦いが繰り広げられることでしょう。

その試合を今日、STVラジオで解説をさせていただくことになりました。
昨年までコーチとして試合を迎える朝のように、
とても興奮しています。
そして、ファイターズOBとしてファイターズらしい戦いを期待し、
もっとシーズンが続くことを願っています。
  

Posted by Kazu@Shirai at 09:28Comments(6)野球のこと

野球のこと

2008年09月26日

西武ライオンズのリーグ優勝が決まりました。
ファイターズは3連覇を目指して戦ってきただけに、
チームにとっても、そして応援していたファンの皆さんにとっても、
残念な気持ちがあります。
しかし、ライオンズの優勝は本当に素晴らしく、
見事な戦いの連続でした。
心より祝福いたします。

私自身、シーズン前にはまさか優勝するとは思いませんでした。
今年のライオンズは、カブレラ、和田ら主力選手が抜け、
最下位もあるのではと予想していました。
しかし、若手選手が成長し、
そして伸び伸びと、楽しんで試合をしている姿が印象的でした。
一昨日の乱闘はいただけませんが、
あの乱闘で監督自らが先頭に立ち、
選手を守ろうとする姿勢に象徴されました。
監督、コーチ、選手、
チーム一丸となった戦いが優勝に結びついたと思います。
連覇したファイターズ(投手を中心に守りきる)と、
今年のライオンズ(長打力を前面に出した攻撃力)は、
試合運びとしては対照的でした。
その一方で、伸び伸びと、
そして楽しんで試合をしているところは、
まさにファイターズ連覇の原動力そのものでした。
スポーツの原点は、ワクワク感にあり、
それを一番感じることができるチームは、
今年の西武だったように思います。
本当に素晴らしい4年ぶりの優勝だったと思います。

さて3連覇を逃したファイターズですが、
今日の勝利で2位でのクライマックスシリーズ進出も見えてきました。
ファイターズ躍進は、
ファンの皆さんの後押しなくして語れません。
札幌ドームで試合することが、
どれほど大きな力になるか、昨年まで身をもって感じていました。
その大きな力をいただいて戦うためにも、
2位通過は欠かすことのできない要素です。
あと4試合、すべて勝利するためにも、
目の前で胴上げを見た悔しさを目に焼き付けて、
戦ってもらいたいと思います。
そしてクライマックスシリーズを勝ち上がり、
日本シリーズの舞台で、
昨年のリベンジを果たしてもらいたいと思います。
そのためにも、もう一度ファイターズらしい戦いに期待します。
常に全力で、そして最後まであきらめることなく、
伸び伸びと、楽しんでプレーすることが、
その道を切り開く鍵になると思います。
  

Posted by Kazu@Shirai at 21:34Comments(6)野球のこと

野球のこと

2008年09月24日

王監督の監督退任が発表されました。
巨人軍、ダイエー、ソフトバンクで監督として、
そして選手としては868本塁打世界記録を樹立するなど、
長年プロ野球界のリーダーとして、
そして後進の大きな目標となり続けていただきました。
野球界のみならず、
多くの人達に多大な貢献をしていただき、
その偉大な業績は語り継がれることになると思います。

私は王監督とは一緒にプレーしたことも、
また同じチームでユニフォームを着たこともありません。
接点は非常に少ないのですが、
そのような関係でも、いつも紳士的で、
細やかな心配りで接していただきました。
唯一一緒にベンチに入ったのは、2005年のオールスターでした。
そのときはヒルマン監督の代わりに参加したのですが、
「野球を心から愛しているのだな」
「そして勝負が大好きなのだな」
と感じました。
本当に楽しそうに、
たとえオールスターであっても勝敗にこだわっている姿から、
永遠の野球少年、野球人であること感じました。
誰も寄せ付けないような実績を残しながらも、
いつまでもワクワクした気持ちを持ち続けていることは、
感動的であり、とても大きな気づきをいただきました。

今は心から
「ご苦労様でした」
「ありがとうございました」
この気持ちでいっぱいです。






  

Posted by Kazu@Shirai at 10:22Comments(3)野球のこと

野球のこと

2008年09月21日

今日は京セラドーム(大阪ドーム)で解説です。
昨夜のファイターズは、
グリン投手がボークをとられたところから
一気に流れが変わりました。
何度リプレイをみても静止しているように思ったのですが、
残念な判定であったことは間違いありません。
しかし、野球は1球の判定で大きく流れが変わるほど、
繊細な競技です。
今、ファイターズは非情に厳しい戦いが続いています。
この厳しい戦いも、
わずか一つのプレーでも流れが変わる可能性もあるのです。
1球の投球、打撃、守備、走塁でも流れを変えることができるのです。
その流れを変えるプレー、その試合が今日であることを信じて、
球場に足を運びます。

2001年のファーム監督時代に、
「ミスした後ほど元気を出して、
そして積極的にプレーしよう」
といつも声をかけていました。
逆を言えば、ミスした後は元気がなくなり、
消極的になるのです。
この行動パターンが、さらなるミスを招くのです。
今こそ、全員で元気を出し(もっと楽しそうに、明るく、ワクワクと)、
そして大胆に積極的にプレーすることが必要だと思います。
わずか1球で、1試合で大きく流れが変わるのが野球だから、
まだまだ可能性は残されています。
あきらめない限り可能性は続くのですから。





  

Posted by Kazu@Shirai at 08:39Comments(9)野球のこと

野球のこと

2008年09月19日

オリックスに3連勝で乗り込んだ楽天戦。
まさかの3連敗でした。
前回は、優勝するには劇的な勝利が必要である。
そしてその劇的な試合が、
3連勝を決めた逆転サヨナラ勝ちになるのではと、
書き記しました。
それにもかかわらず、最下位楽天に3連敗。
しかし、あの劇的な勝利がなかったら、
一気にクライマックス圏外となっていたでしょう。
まだチャンスはあり、がっかりする必要はありません。
クライマックス進出さえすれば、
3年連続日本シリーズへの可能性をつなぐことができます。
最後まであきらめずに応援することが、
チームにとって最も大きな力になります。
こんな時ほど、チームを信じて応援しましょう。

とはいえ、心配する気持ちも理解できます。
私も毎試合チェックしながら、
心配材料が多いことを杞憂しています。
打つ、守る、投げるには技術も必要です。
そしてその結果や勝敗には、運、不運もあるでしょう。
しかし、全力を尽くすことには、技術も運も必要ありません。
今年のファイターズには、
凡打して全力で走らない選手が目に付きます。
持てる力を出し切って、
最後まであきらめずに戦い抜けば、
どのような結果や勝敗でも受け止めることができます。
しかし、「全力で走ることもできないようでは」
と心配しているのです。
勝敗は大切ですが、
それ以上に勝利を目指して、チーム一丸となって、
最後まで全力を尽くすことはもっと大切です。
この姿勢があれば、勝利により近づくのです。
そしてこの姿勢は、大きな感動を与えるのです。
成功や失敗、勝敗などの結果からは、
喜びや悔しさは感じることができます。
しかし感動は、
どのような結果からでも得ることができます。
感動とは、全力を尽くす、
一生懸命な姿勢からしか生まれないと思うのです。
プロ野球は、ファンの皆様に感動を与えることが大きな使命です。
だからこそ、全力を尽くす、一生懸命さが求められるのです。
ファイターズらしく、
どんなときでも全力疾走で、
最後まであきらめずに戦う姿に期待したいと思います。
私の杞憂が、まさしく言葉の意味のとおり、
取り越し苦労であってほしいと思います。

  

Posted by Kazu@Shirai at 09:36Comments(20)野球のこと

野球のこと

2008年09月16日

今日は、STVラジオの解説で仙台に来ています。
今年はこれが3度目(2回は講演)の仙台です。
食べ物が美味しくて、
また行きつけの店も多いので、
試合終了後が楽しみです。

その仙台でイーグルスと対戦するファイターズは、
札幌での3連戦で2位バッファローズに3連勝。
特に昨日の試合は、劇的な勝利でした。
ダルビッシュのような絶対的柱で、
敗戦したときのショックは計り知れません。
まして3点リードの9回に逆転されての敗戦では、
今後の戦いが厳しくなるところでした。
しかし、その裏の攻撃で、逆転サヨナラ勝ち。
同一カード3連勝を決めました。
この勝利はシーズン終了後に、
「あの試合がターニングポイントになった」
と言える試合だと思います。
優勝をするには、
昨日のような劇的な勝利が必ず必要になってきます。
その劇的な勝利が昨日の勝利だと確信しました。
最近淡々とした試合が多く、
とても心配していました。
しかし、昨日の逆転劇は、
最後まであきらめずに、
全力を尽くして戦うファイターズらしい試合でした。

そのファイターズだけでなく、
どのチームも劇的な試合が多くなってきました。
クライマックスシリーズ進出をかけた、
負けの許されないトーナメントのような試合になれば、
普段では見えない力が働くような気がします。
全力を尽くした戦いからは、
大きな感動が生まれます。
毎日が感動的な戦いは、
プロ野球と呼ぶにふさわしいものです。
今日も楽しみ多い試合になりそうです。

  

Posted by Kazu@Shirai at 15:02Comments(5)野球のこと

コーチングについて

2008年09月14日

久しぶりに週末自宅にいました。
2日間とも近所の多摩川河原で、
小学2年生になる長男と野球をしました。
「プロ野球のコーチが教えるから、上手になるでしょうね」
と、いつも羨ましがられます。
しかし、私はまったくと言っていいほど子供に技術を教えません。
ただひたすら、子供がやりたいように遊ばせています。
特にお気に入りなのが、試合です。
2人での試合ですから、ほとんどアウトが取れません。
延々と攻撃をしている子供は、
とても楽しそうにグランドを走り回っています。
何より楽しそうなのが、
スライディング(何も教えていないにもかかわらず)
をして服を汚すことです(笑)。
また攻撃をしているときは、
1番センター森本、2番セカンド田中賢介、3番稲葉・・・・・・
と選手の物まねを繰り返しています。
当然物まねをしているのですから、
それぞれの選手の特徴をよくつかんでいます。
また物まねをするには右打席、左打席、
両方で打つ必要がありますが、
まったく違和感なく打っています。
この年頃の子供にとって、
スイッチヒッターは教えてできるものではありません。
逆に教えないで、ただ見たままを形に表す物まねが、
可能にするのです。
教えることではなく、物まねが、
子供にとって最高の技術練習になっています。
これは子供達が、、
上手に右脳を使うことができることが大きな理由です。
教えた瞬間に左脳が働き、
体がうまく使えないのです。
楽しく、そして自ら工夫しながら遊ぶことが
上達への秘訣です。
また遊び始めたら、
「もう終わろう」と子供が飽きるまで、
付き合うことを心がけています。
プロ野球のコーチでも、野球経験ない父親でも、
子供に楽しさを感じさせることが、
上達を助けるのです。
楽しければ好きになり、
好きになれば上手になるのです。
そして何より、
子供との時間を共有する喜びが、
子供の楽しさにつながるのではないでしょうか。

楽しさ、見守り、共有、
これは私の子育ての根幹です。
コーチングの基本的な考え方ともいえます。

  

Posted by Kazu@Shirai at 18:36Comments(5)コーチングについて

野球のこと

2008年09月10日

プロ野球はクライマックスシリーズ進出に向けて、
激しい戦いが繰り広げられています。
このクライマックスシリーズについては、
賛否両論ありますが、
私個人としてはとても素晴らしい制度だと思っています。
クライマックスシリーズがないとすれば、
今年は阪神、西武が独走し、
早くからシーズンの興味がなくなっていた可能性があります。
しかし、今現在とても興味深い戦いが続いているのは、
クライマックスシリーズがあるからです。
ほとんどのチームにチャンスがあり、
毎日のように順位が変わり、
私も一喜一憂しています。
またクライマックスシリーズ、第2ステージ、
そして日本シリーズと短期決戦が続き、
とても高い注目も集めます。
そして何より、
興行面でも大きなプラスになります。

そのクライマックスシリーズに向けて、
どのチームが進出するかとても興味があります。
特にパリーグは4チームが、
残り2つの座を争う激しい戦いが続いています。
この争いの鍵を握るのが、
開幕から現在までに、
「どのようにチームを成熟させ、準備をしてきたのか」
ということです。
たとえばチームの底上げを考えれば、
チームのどこのポジションに問題があり、
それに対してどの選手を育て上げるのか?
目先の結果だけにとらわれずに、
先を見据えた選手起用や育成は欠かすことができません。
辛抱して選手を育て、
問題を解決してきたチームは進出の可能性が高くなります。
また、チームとしての戦い方の特徴、
勝ちパターンを作ることができたかどうかも重要な要素になります。
昨年までのファイターズは、
「接戦に強いファイターズ」
と呼ばれていました。
相手チームは、接戦になればなるほどミスを重ね、
そのミスにつけこんで勝利する。
勝ちパターンに持ち込んで、相手にプレッシャーを与え、
最終的に勝利する可能性を高めることができました。
長いシーズンを戦ってきた中で、
戦術、戦略の浸透をはかり、
そして作り上げた勝ちパターンは、
相手への強いメッセージとして伝わります。

これからの戦いの結果は、
これまでの積み重ねによるチームの成熟度、
準備の成果が問われる戦いになります。
ファイターズOBとして、
3年連続のクライマックシリーズ進出、
そして日本シリーズでの雪辱を願っています。




  

Posted by Kazu@Shirai at 18:41Comments(5)野球のこと

日々の出来事

2008年09月07日

昨日は、函館での講演でした。
対象者は、函館の歯科医師、歯科衛生士
の皆さんでした。
「やる気を引き出すコーチング」、
「コーチングによる人材育成」、
をテーマに話をさせていただきました。
そのモデルケースになったのが、
2001年からのファイターズにおける選手育成でした。
怒る、教える、やらせる指導方法の限界。
やる気を引き出すには、
励まし、質問と傾聴により考えてもらうこと、
そして自ら取り組む環境づくりが大切である。
またコミュニケーションのとり方、
特に言葉の使い方の重要性について話をさせていただきました。

受講者の皆さんはとても熱心に、
そして感度よく話を聞いていただき、
あっという間の3時間でした。
講演をするたびに、
話を聞いていただく皆さんの姿勢に、
いつも助けられることに感謝しています。
まさしく、聴くことの大切さを感じます。
最近読んだ本の中で、
「聴くことは、
耳に十四、心と書きます。
14倍、心して聞くことが、聴くこと」
と知りました。
話をさえぎらず、うなずき、メモを取り、
その人に目を向け、体を向けることで
話し手にメッセージが送れます。
このことにより、話を引き出すことができるのです。
このことを講演するたびに感じさせれます。

昨夜からは、函館の私のお気に入りのホテル、
ビラ.コンコルディア.リゾート&スパ宿泊しています。
今日は、ホテルにこもり執筆します。
部屋にいることが心地いいホテルですので、
集中できます。
機会があれば、皆さんもぜひ利用してみてください。





  

Posted by Kazu@Shirai at 09:35Comments(3)日々の出来事

日々の出来事

2008年09月05日

読書について

いろんなジャンルで
多くの出版本があります。
たとえばメンタルトレーニングやコーチングについても、
いろんな筆者がそれぞれの観点から、
書き記しています。
どれもなるほどと、感心することも多く、
本を読めば読むほど勉強になります。
私は選手、コーチ時代から本をたくさん読んでいました。
特に今年は、より多くの本を読む機会に恵まれています。
そこで感じることは、
どの本も表現こそ違え、伝えようとすることは同じだということです。
筆者の表現から何を感じ取り、
そしてどのように実行に移すかが重要だということです。
本を読めば、「なるほど」と感心するのですが、
実際に使ってみないとそのよさは実感できません。
また、自分なりのフィルターにかけて使うことで、
より使いやすく、より有効なものになります。
実行に移せばより理解度が深まり、
より多くの発見があるのです。

読書の秋を迎えますが、
より多くの本を読み、そして実践し、
実りの多い秋にしたいと思います。  

Posted by Kazu@Shirai at 16:48Comments(0)日々の出来事