メンタルトレーニング
2009年06月24日
心を鍛える訓練が
メンタルトレーニングです。
子供にとって親の死去は、
人生で一番大きな心の訓練であり、
強力な心のトレーニングであると感じています。
人間はどれだけ涙を流せば枯れるのでしょうか?
流せども流せども枯れない涙は、
どこから出てくるのでしょうか。
心のそこから湧き上がる涙は、
無尽蔵なのでしょうね。
死去の連絡、一晩中父親の思い出を振りかえりながら朝を迎え対面。
納棺、通夜、葬儀、出棺、納骨と時間をかけて送り出すことは、
親族一同が集まり、故人を偲び、
現実を受け入れるための儀式であると感じました。
そしてあふれ出る涙は、
故人にとっても、
遺族にとっても新たなスタートへの、
支えとなるのでしょうね。
葬儀の喪主として、皆さんにご挨拶せていただくのですが、
取り乱してしまいました。
しかし、一つだけ両親に心から感謝の意を表せたのが、
喪主としての挨拶でした。
これまでお世話になった方々、
最後まで見送りに立ち会ってくださった方々へのお礼と共に、
人前でも堂々と父に向かって
「ありがとうございました」
と言えたのがその時でした。
「父上様、寡黙で温厚で、賢人である父上は私の目標であり誇りです。
そして長い闘病生活の間、
不眠不休で、誰にもまねのできない献身的な看病を最後まで続けた母上と、
これまで人生を共に歩んでこれた父上は幸せ者だと思います。
いい所にいっても、我々を見守り、そして待っててください。
長い間本当にありがとうございました。」
感謝の意を表せる最後のチャンスはこの時しかなかったのでしょう。
素直にお礼を述べさせていただきました。
私の人生で、父親から怒られたり小言も言われた記憶がありません。
高校進学、大学進学時に唯一「好きな道を行け」
と後押しをしていただいたのが父親でした。
人生の大きな岐路において、
大好きな野球を続けることを認めていただいたことで、
現在の私があります。
周りの反対を押し切り、
野球の道に進むことができたのは、
寡黙で温厚な父親の貴重な後押しでした。
いつも黙って見守り、そしてここ一番でしか意見しない父親は、
私の目標であり、誇りであり、
尊敬できる素晴らしい父上です。
一日でも、一時間でも早く元気になることが、
父への恩返しであり供養であると考え、
前向きに進んでいきます。
これからもよろしくお願いします。
メンタルトレーニングです。
子供にとって親の死去は、
人生で一番大きな心の訓練であり、
強力な心のトレーニングであると感じています。
人間はどれだけ涙を流せば枯れるのでしょうか?
流せども流せども枯れない涙は、
どこから出てくるのでしょうか。
心のそこから湧き上がる涙は、
無尽蔵なのでしょうね。
死去の連絡、一晩中父親の思い出を振りかえりながら朝を迎え対面。
納棺、通夜、葬儀、出棺、納骨と時間をかけて送り出すことは、
親族一同が集まり、故人を偲び、
現実を受け入れるための儀式であると感じました。
そしてあふれ出る涙は、
故人にとっても、
遺族にとっても新たなスタートへの、
支えとなるのでしょうね。
葬儀の喪主として、皆さんにご挨拶せていただくのですが、
取り乱してしまいました。
しかし、一つだけ両親に心から感謝の意を表せたのが、
喪主としての挨拶でした。
これまでお世話になった方々、
最後まで見送りに立ち会ってくださった方々へのお礼と共に、
人前でも堂々と父に向かって
「ありがとうございました」
と言えたのがその時でした。
「父上様、寡黙で温厚で、賢人である父上は私の目標であり誇りです。
そして長い闘病生活の間、
不眠不休で、誰にもまねのできない献身的な看病を最後まで続けた母上と、
これまで人生を共に歩んでこれた父上は幸せ者だと思います。
いい所にいっても、我々を見守り、そして待っててください。
長い間本当にありがとうございました。」
感謝の意を表せる最後のチャンスはこの時しかなかったのでしょう。
素直にお礼を述べさせていただきました。
私の人生で、父親から怒られたり小言も言われた記憶がありません。
高校進学、大学進学時に唯一「好きな道を行け」
と後押しをしていただいたのが父親でした。
人生の大きな岐路において、
大好きな野球を続けることを認めていただいたことで、
現在の私があります。
周りの反対を押し切り、
野球の道に進むことができたのは、
寡黙で温厚な父親の貴重な後押しでした。
いつも黙って見守り、そしてここ一番でしか意見しない父親は、
私の目標であり、誇りであり、
尊敬できる素晴らしい父上です。
一日でも、一時間でも早く元気になることが、
父への恩返しであり供養であると考え、
前向きに進んでいきます。
これからもよろしくお願いします。
Posted by Kazu@Shirai at 00:55│Comments(9)
│メンタルトレーニング
この記事へのコメント
白井さんの言葉、心に響きました。
そして書かずにはいられなくコメント致しました。
私も両親・兄弟にいつも素直にお礼を言いたいと思います。
そして生きている上でお世話になっている全ての人・ものに、
感謝しなきゃいけないなと思いました。
白井さんにとってかけがえのない存在のお父様の様に、
私にとってかけがえのない存在の父の言葉にもっと
素直に耳を傾けようと思いました。
ありがとうございます。
そして書かずにはいられなくコメント致しました。
私も両親・兄弟にいつも素直にお礼を言いたいと思います。
そして生きている上でお世話になっている全ての人・ものに、
感謝しなきゃいけないなと思いました。
白井さんにとってかけがえのない存在のお父様の様に、
私にとってかけがえのない存在の父の言葉にもっと
素直に耳を傾けようと思いました。
ありがとうございます。
Posted by ゆぅさん at 2009年06月24日 16:14
何年何十年経っても、涙は流れると思います。
でも涙を流す事によって、自分自身を癒してるのだとも思います。
頑張って下さいという言葉しか出てきませんが、それとともに頑張り過ぎないで下さいね。
無理をすると心が折れてしまいそうです。
白井さんのコメントを通じて、お父様のお人柄が伝わってきます。
野球の道を歩みつづける事が親孝行でもあるのですね。
きっと・・・きっと・・・いつも近くで、だから大丈夫ですね。
週末からまた後半戦が始まりますね。
解説を心待ちにしております。
でも涙を流す事によって、自分自身を癒してるのだとも思います。
頑張って下さいという言葉しか出てきませんが、それとともに頑張り過ぎないで下さいね。
無理をすると心が折れてしまいそうです。
白井さんのコメントを通じて、お父様のお人柄が伝わってきます。
野球の道を歩みつづける事が親孝行でもあるのですね。
きっと・・・きっと・・・いつも近くで、だから大丈夫ですね。
週末からまた後半戦が始まりますね。
解説を心待ちにしております。
Posted by 陽子 at 2009年06月24日 16:37
はじめまして。いつも楽しく拝見していますが、今回はじめてコメントさせていただきます。
私も10年ほど前に母を失いました。1年ほどの闘病生活でしたが、私も大学を休学し最期の時までを病院で共に過ごしました。まだ40代と若かった母が日に日に弱って行く姿を目の当たりにするのは、20歳だった自分にとって拷問のような日々でした。
あれから10年過ぎましたが、母親のことを思うとき後悔の念しかありません。もっとそばにいてあげれば良かった。母は野球が大好きだったので、就職した今なら観戦に連れて行ってあげられたのに・・・考えだすと今でも眠れなくなります。
なんだか人生相談のようになってしまいましたが(笑)
今回のヘッド(今でもこの呼び名が一番しっくりするのです)のブログを拝見し、少し胸のつかえが取れた思いがします。
長々と私事をお話ししてしまい申し訳ありませんでした。母の死を昇華させ、前向きに人生を送れるようになったらまた報告に来ます。ヘッドもどうかお体を大切に。ご家族の皆様にも宜しくお伝えください。
私も10年ほど前に母を失いました。1年ほどの闘病生活でしたが、私も大学を休学し最期の時までを病院で共に過ごしました。まだ40代と若かった母が日に日に弱って行く姿を目の当たりにするのは、20歳だった自分にとって拷問のような日々でした。
あれから10年過ぎましたが、母親のことを思うとき後悔の念しかありません。もっとそばにいてあげれば良かった。母は野球が大好きだったので、就職した今なら観戦に連れて行ってあげられたのに・・・考えだすと今でも眠れなくなります。
なんだか人生相談のようになってしまいましたが(笑)
今回のヘッド(今でもこの呼び名が一番しっくりするのです)のブログを拝見し、少し胸のつかえが取れた思いがします。
長々と私事をお話ししてしまい申し訳ありませんでした。母の死を昇華させ、前向きに人生を送れるようになったらまた報告に来ます。ヘッドもどうかお体を大切に。ご家族の皆様にも宜しくお伝えください。
Posted by きよみ at 2009年06月24日 18:52
初めてコメントさせてもらいます。
私は六年前に父を亡くしました。
野球が大好きで、元気だったら絶対家族でドームに通っていただろうなって思います(∋_∈)
余命3ヶ月と言われましたが約二年寿命を延ばすことができました。
辛い治療と闘いながら最期まで頑張った父も支えた母も尊敬しています。今は寂しい気持ちが強くて辛いと思うのですが、前を向いて、時には涙流してもいいと思います。また解説聞けるのを楽しみにしています。
私は六年前に父を亡くしました。
野球が大好きで、元気だったら絶対家族でドームに通っていただろうなって思います(∋_∈)
余命3ヶ月と言われましたが約二年寿命を延ばすことができました。
辛い治療と闘いながら最期まで頑張った父も支えた母も尊敬しています。今は寂しい気持ちが強くて辛いと思うのですが、前を向いて、時には涙流してもいいと思います。また解説聞けるのを楽しみにしています。
Posted by ゆう41 at 2009年06月24日 21:56
最後のパラグラフは、とても白井さんらしいですね。でも、「元気になること」を急ぐ必要はなあんにもないのだと思います。ゆっくり、ゆっくり、癒されてゆく・・・それをお感じになることが、きっと、これからあると思います。
きょうは、Keep going ! などという自分のハンドルネームが恨めしく感じます。人生、立ち止まって、空でも見上げていればいいときだってあるのですから。
きょうは、Keep going ! などという自分のハンドルネームが恨めしく感じます。人生、立ち止まって、空でも見上げていればいいときだってあるのですから。
Posted by Keep going ! at 2009年06月24日 22:38
おはようございます。
私は昔、母を亡くしたときはしばらくは色々と無理でした。
「頑張らなきゃ」と思っても頑張れない。それまで楽しかったことも楽しめない。そんな日が続いて「自分らしさ」をなくしていました。
肩に随分力が入っていた感じで、いつの間にか頑張りすぎていたんだと思います。
あるきっかけがあって、頑張ることをやめてから、「その人がいない生活」というのを受け入れられるようになったと思います。
それでも、思ったより時間がかかりました。
大切な人が亡くなるということは、そういうことなのだと思います。
あまり無理をなさらずに、ゆっくり心と体を休めてあげてくださいね。
私は昔、母を亡くしたときはしばらくは色々と無理でした。
「頑張らなきゃ」と思っても頑張れない。それまで楽しかったことも楽しめない。そんな日が続いて「自分らしさ」をなくしていました。
肩に随分力が入っていた感じで、いつの間にか頑張りすぎていたんだと思います。
あるきっかけがあって、頑張ることをやめてから、「その人がいない生活」というのを受け入れられるようになったと思います。
それでも、思ったより時間がかかりました。
大切な人が亡くなるということは、そういうことなのだと思います。
あまり無理をなさらずに、ゆっくり心と体を休めてあげてくださいね。
Posted by ダニー at 2009年06月25日 05:19
はじめまして、白井一幸様
白井さんがファイターズでコーチをされている頃からのファンです。
ブログを読むたびに、毎回心に響く言葉に、元気や勇気を頂いてきました。苦しくなると白井さんの「ナイストライ!」にやって来ては「ああ、次はこうしよう。」と前に進むヒントをもらいます。
つらく苦しいトンネルを歩いていると、白井さんの考え方や発想のしかたが私の中にぱーっと一条の光を見せてくれます。それは、どうすれば解決できるのか具体的な方法が提案されているからでしょうか。すぐに実践しようという気持ちになれることが、心の不安を消してくれ、気持ちをリセットできるのです。本当にいつも感謝しています。
お父様のこと、おつらいことでしょう。お元気になられますよう、陰ながら応援しています。
白井さんがファイターズでコーチをされている頃からのファンです。
ブログを読むたびに、毎回心に響く言葉に、元気や勇気を頂いてきました。苦しくなると白井さんの「ナイストライ!」にやって来ては「ああ、次はこうしよう。」と前に進むヒントをもらいます。
つらく苦しいトンネルを歩いていると、白井さんの考え方や発想のしかたが私の中にぱーっと一条の光を見せてくれます。それは、どうすれば解決できるのか具体的な方法が提案されているからでしょうか。すぐに実践しようという気持ちになれることが、心の不安を消してくれ、気持ちをリセットできるのです。本当にいつも感謝しています。
お父様のこと、おつらいことでしょう。お元気になられますよう、陰ながら応援しています。
Posted by グッ ジョブ at 2009年06月25日 12:35
初めまして。
いつも拝見させていただき、勉強させていただいてます日ハムファンです。
私も7年前に父をすい臓ガンで亡くしました。
今は70歳近い母を支えています。
発覚した時はもう末期で1ヶ月程で亡くなってしまいました。
母はそれから軽いうつ病になってしまい心療内科に通っています。
生前の父を余り好きではなく、何もしてあげられなかった事を今とても悔やんでいます。
亡くなってからあちこちの父を偲ぶ会に招かれ、いろんな事を見聞きし父のいろんな面を見た気がしました。
今は母に対して後悔のないよう、一生懸命接しています。
何時かは別れ別れになる運命ですから。
それが父に対しての供養だと自分にいい聞かせています。
思い出すと今でも涙が出ますが、やはりそれは時といものが解決するのだと思います。
少し時間が経つと身体の疲れが出て来ると思います。
どうぞお身体を大切に、そして日本ハムに戻って来ていただければ嬉しいです。
長文失礼いたしました。
いつも拝見させていただき、勉強させていただいてます日ハムファンです。
私も7年前に父をすい臓ガンで亡くしました。
今は70歳近い母を支えています。
発覚した時はもう末期で1ヶ月程で亡くなってしまいました。
母はそれから軽いうつ病になってしまい心療内科に通っています。
生前の父を余り好きではなく、何もしてあげられなかった事を今とても悔やんでいます。
亡くなってからあちこちの父を偲ぶ会に招かれ、いろんな事を見聞きし父のいろんな面を見た気がしました。
今は母に対して後悔のないよう、一生懸命接しています。
何時かは別れ別れになる運命ですから。
それが父に対しての供養だと自分にいい聞かせています。
思い出すと今でも涙が出ますが、やはりそれは時といものが解決するのだと思います。
少し時間が経つと身体の疲れが出て来ると思います。
どうぞお身体を大切に、そして日本ハムに戻って来ていただければ嬉しいです。
長文失礼いたしました。
Posted by 北海道から at 2009年06月25日 13:15
今日は、パソコンのコマ送りの中で動画で見ました。
ひちょり選手のサードゴロエラーの打撃が、何か、ふっきれていたように感じました。
来週、1日の生観戦で見てから書き込めばよかったのですが、フライングしたかもしれませんが、何となく感じました。
リードオフマン。
ひちょり選手のサードゴロエラーの打撃が、何か、ふっきれていたように感じました。
来週、1日の生観戦で見てから書き込めばよかったのですが、フライングしたかもしれませんが、何となく感じました。
リードオフマン。
Posted by マッキ at 2009年06月26日 21:49
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