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Posted by あしたさぬき.JP at

野球のこと

2008年10月31日

ヒルマン監督退団=自分の退団
一蓮托生を誓って5年間のヘッドコーチ生活でした。
この5年間には、2度のリーグ優勝、1度の日本一。
順調な成長を遂げたチームですが、
その一方でこの優勝を経験せずに、
ユニホームを脱ぎ、またチームを退団した、
ファーム育成大改革に挑んだ指導者がたくさんいました。
結果が出ない時期、またあらゆる批判を浴びながらも、
「必ず結果につながる、苦しみが大きければ大きいほど、
それを乗り越えた喜び、達成感は大きくなる。」
と励ましあってきました。
「我々は野球版プロジェクトXに挑戦している。」
と考え、あらゆる困難を乗り越えてきました。
ファームでは2001年ぶっちぎりの最下位だったチームが、
2年目には2位に躍進し、
3年目からは連覇も達成。
その後も順調に選手を育成、
多くの選手を1軍に送り込んでくれました。
私は2年間のファーム監督生活の後、
1軍のヘッドコーチに就任しましたが、
2006、7年とリーグ連覇した当時の主力選手に成長したのが、
高橋、森本、田中賢介、小田、飯山、鶴岡、小谷野、
武田久などファームからの昇格組みでした。

1軍が5位に低迷した2005年のシーズン終了後、
2001年からの育成大改革に携わってきた
私とともに1軍に移動したコーチが、
何人も退団することになりました。
当然結果責任は指導者にあります。
しかし、結果責任が最も重い、
重責を背負っているのは監督であり、ヘッドコーチです。
ヒルマン監督、ヘッドコーチである私は留任し、
コーチが退団することを、
私自身が受け入れることができなかったのです。
チームにはいろんな事情があり、
将来を見据えて変革を求めていくことは理解できます。
この人事にたいして、現場の指導者であった私が、
意見することはできません。
このようなことはプロ野球の世界では当たり前のことです。
しかし、結果責任の重い私が残り、
苦楽をともにしたコーチが退団することを、
私自身が受け入れることができなかったのです。
そこで私も退団を申し入れました。
しかし、ヒルマン監督からの留意もあり、
そして何より、退団していくコーチの人達から、
「ここまで頑張ってきて、ようやく結果が出せる時期に来て、
白井さんが一緒にやめれば、何のために頑張ってきたのか分からない。」
せめて白井さんが残り、必ず結果を出してください。
そして我々の夢を実現させてください。
だからこそ白井さんはチームに残ってください。」
と、声をかけてくれたのです。

この思いは言葉には表せないほどの大きな声となって、
私の心に響き渡りました。
「ヒルマン監督を最後までサポートし、そして去っていくコーチの夢を実現することこそ、
苦楽をともにしたコーチに対して恩返しすることになる。」
そう決心して2006年のシーズンに臨む事になりました。
そして、日本一になったとき、
最高の喜びと達成感を味わうとともに、
そこに一緒にいるべき同志がいないことに、
一抹の寂しさを覚えました。
胴上げ、場内一周、記念撮影などを終え、
ロッカールームに戻ったときに、
誰よりも早く、あの苦楽をともにした同志から
祝福の電話、メールが届きました。
自分だけその場にいて、この喜びを味わうことができている。
本当に申し訳ない気持ちを伝えました。
しかし、電話先から、またメールからはあの時期を乗り越え、
その選手たちが主力となって勝ち取った日本一に、
ともに喜び、達成感を分かち合う気持ちを強く感じとることができました。
私にとっては、この瞬間が本当の日本一の喜びのでした。
いろんな思いをもって闘った2006、7年でしたが、
連覇を達成し、そして多くの選手が育ち、
最後まで監督をサポートでき、
苦楽をともにした同志の夢を実現できました。

そして今年、田中賢介選手が3年連続ゴールデングローブを受賞し、
ファーム時代からの指導者にも感謝の意を述べていました。
指導者にとってこんなありがたい言葉はありません。
この言葉は、
当事の指導者にとっても大きな喜びとなって伝わっていると思います。
現在、同志の人達はファイターズでも、また他球団でも、
そして野球界を離れても、各方面で活躍をしています。
今は離れ離れになっていますが、
田中賢介選手のコメントを聞いて、
あの当事の苦労が報われたと感じていることでしょう。
そしてその一人が私でもあります。

2005年以降は一蓮托生の思いがより強くなり、
そして自分自身でもけじめの必要性を感じてのコーチ生活でした。
それが昨年の退団の大きな理由でもあります。













  

Posted by Kazu@Shirai at 09:38Comments(29)野球のこと

野球のこと

2008年10月29日

「ファイターズに帰ってきてください。」
とてもうれしいコメントをブログに寄せていただいています。
また前回お話したように、
「なぜファイターズを退団したのですか?」
との質問が多いことに、
いつかはお答えしなければと、
私自身考えていました。
シーズンも終了し、
来シーズンに向けてファイターズが再スタートした今、
本当の理由について話をするタイミングだと思い、
今日からしばらくの間、
少しずつ投稿させていただきます。

昨年ヒルマン監督退任に伴い、
私も球団のフロント入り要請をお断りして退団しました。
そのときの公式コメントが、
「ヒルマン監督が退団するときは、
自分も退団すると決めていました。」
でした。
これは正直なところですし、
ヒルマン監督の要請を受け、
ヘッドコーチに就任した時点で、
心に強く決めていました。
また、このことは近い人達には、
何度かお話をさせていただいていました。
そして、この気持ちはヘッドコーチを続けるうちに
より強くなりました。
ヒルマン監督より退団することを聞かされたとき、
「私にとっても最後のシーズンになる。
ヒルマン監督に最高の花道を、
そして自分自身もけじめをつけるときである。」
と決断しました。

なぜ私がヒルマン監督に退団に伴い、
一緒に退団することを決意したのか。
この理由についてお話ししたいと思います。
2001年2軍監督に就任した私は、
ファイターズが長い低迷を抜け出し、
近い将来日本一になり、
そして常勝チームになることを夢に描きました。
そのために、「1軍の勝利に貢献できる選手の育成」
を目標に定めました。
これまでも多くの指導者の皆さんが育成に携わって来ました。
その誰もが一生懸命頑張って指導にあたって頂きました。
しかし、誰もが一生懸命に頑張れば頑張るほど、
ファイターズは低迷を続けたのです。
そこで私は、結果がでないのは頑張る方向性に問題があるのではと、
疑問を抱きました。
これまでの指導者の頑張る方向性は、
結果に対して叱責し、
問題点を指摘、改善するために教え、
そしてより多くの練習を課す、
練習をやらせてきたのです。
怒る、教える、やらせる
のスリーパンチで選手を指導していたのです。
このような指導方法は、ファイターズのみならず、
あらゆるスポーツ界の指導方法の主流でした。
怒れば怒るほど選手は萎縮し、
教えれば教えるほど選手は考えることをやめ、
やらせればやらせるほど、サボろうとするのです。
この方向を転換すること、
それが2001年からファームで取り組み始めた指導方針でした。
結果に対して怒ることをやめ、ショックを受けた選手を励まし、
教えれば考えなくなる選手に、自ら考えてもらえるように、
そしてやらせることをやめ、自ら進んで取り組めるような環境づくりをしました。
これまでとまったく違った方向で指導を始めました。
このことで、チーム内外から大きな指摘、反発を受けました。
「甘やかしすぎだ」
「育成の本質を間違えている」
など多くの指摘は、
確かにこれまでの指導方法に照らし合わせてみれば、
そのように映ることは予想できていました。
しかし、実際に受けた批判は想像を超えるくらい大きなものでした。
そんな中、
私たちファームの指導者は、将来の日本一、常勝チームを夢見て、
あらゆる逆風に立ち向かっていきました。
「今はこんなに辛い思いをしているが、
必ず実を結ぶ、
今に見ていろ。」
と強い信念を持って取り組みました。
そんな時ファームの指導者、そして私は、
将来選手たちがどんどん1軍に上がり、
そしてその選手たちが主力になったとき、
我々も1軍で優勝を目指して戦いたいと、
思うようになりました。
その思いはやがて、
「私の将来の夢、目標は1軍監督として、
手塩にかけた選手たちとともに日本一を目指すことでした。」

そんな中ヒルマン監督が1軍監督に就任するとの話が舞い込みました。
そして、旧知のヒルマン監督からヘッドコーチの要請を受けました。
私はもっと時間をかけてファームで選手育成をしたい思いが強く、
要請受諾には躊躇がありました。
しかし、ヤンキース時代に築き上げた信頼関係、
外国人監督の成功をサポートすることは、
自分にとっても大きな挑戦になると、
考えた末に決断しました。
その時に、「将来監督になる夢」を
私が持ち続けて№2であるヘッドコーチをすることは、
ある意味ヒルマン監督の失脚は、自分へのチャンスにもなりかねません。
このような思いをもって監督をサポートすることは、
許されるべきことではありません。
全力を挙げてサポートすること、
それは一蓮托生でなければできないことと感じました。
「将来の自分の夢は一度捨てて、
全身全霊を傾けてヒルマン監督をサポートしよう。
そして、監督退団は、私にとっても退団、
一蓮托生を決めたのです。」
そんな決意を持ち、昨年までヘッドコーチとして全力を尽くして来ました。
またヒルマン監督退団=自分も退団する気持ちは、
毎年のように強くなってきました。
その理由は次回にお話をさせていただきます。





  

Posted by Kazu@Shirai at 17:54Comments(19)野球のこと

野球のこと

2008年10月24日

ファイターズファンの皆さん、
今年1年ご苦労様でした。
日本シリーズ進出できませんでしたが、
皆さんの暖かいメッセージは、
チームにとって何よりの励ましです。
来シーズンは、
必ずリベンジをしてくれると思います。
また、ファイターズファンの皆さんには、
喜んでいただいているブログですが、
少しファイターズよりとの意見もいただいています。
もっと野球全般や、
他の話も聞きたいとの要望もあります。
私自身もファイターズのことに関しては、
思い入れが強く、
少し偏っていたことに反省してます。
これからは、
もっと話題豊富なブログにしたいと考えています。

そんな中、
ブログに寄せられるコメントに、
「早くファイターズに戻ってください」
「来年はユニホーム姿を拝見したいです」
など、
とてもうれしいメッセージをいただいています。
私自身も、現場でユニホームを着ることを前提に、
現在勉強、充電中です。
それも、できることなら愛着のあるファイターズに
戻ることができればと思っています。
また、ファイターズに限らず、
いろんなところから評価をいただける存在になれるよう、
もっと勉強すること、
いろんな経験をつむこと、
人間性を磨くことの必要性を感じています。
事実今年も、いくつか現場復帰の話をいただきましたが、
まだそのときではないと判断しました。

また、私に寄せられる質問の中に、
「なぜ昨年ファイーズを退団したのか?」
と聞かれます。
近いうちに、
私の退団の本当の理由について、
投稿させていただきます。


  

Posted by Kazu@Shirai at 11:41Comments(14)野球のこと

野球のこと

2008年10月23日

今シーズンの戦いが終了しました。
今年のファイターズは、連覇を達成した後、
前ヒルマン監督退任にともない
新しい体制でのスタートでした。
連覇の後を継ぐことは、
継承しつつも新しい方向性で、
なお且つ3連覇を期待される、
想像以上の難しさ、
重圧があったように思います。
その中で、シーズン当初から主力選手の故障、
ジョーンズ、ボッツ選手など外国選手の不調など、
多くの問題を抱えた中で、
クライマックスシリーズ進出したことは、
十分に評価できることだと思います。
日本シリーズ進出はできませんでしたが、
難しいシーズンを乗り越えたことは、
来シーズンにつながると思います。

さてそんな中、
このクライマックスシリーズを振り返ってみましょう。
第1ステージは、
バッファローズの両外国人の本塁打を防ぎ、
圧勝での勝ち上がりでした。
しかし、第2ステージは、
ファイターズらしい戦い方ができなかったように思います。
相手の特徴である長打力、得点力を
封じることができませんでした。
敗戦は先制を許し、
その後手を打てないまま大量失点につながりました。
ファイターズは相手のミスに付け込んで、
確実に得点に結びつけることが特徴ですが、
大量失点では、その特長が活かさせませんでした。
また接戦における高い緊張感での、
メンタルコントロールも発揮することができませんでした。
ある意味、ライオンズ野球に力負けした形でしたが、
この第2ステージのターニングポイントは、
第4戦初回の守備隊形にあったように思います。
この試合はスウィニー、石井一の両投手の先発。
両投手のシーズンの成績、終盤での調子を考えれば、
4、5点の得失点は想定しなければいけません。
1、2点のロースコアの試合展開を予想するれば、
先制点の重みはあります。
しかし4、5点の攻防になれば、
先制点の重みよりも、
試合を通して大量失点を防ぎ、
5点目は与えないゲームプランを立てることができました。
初回チャンスを逃したファイターズは、
その裏の守備で1アウト3塁のピンチを招きました。
迎える打者は中島、
ファイターズ内野陣は、前進守備。
中島の打球は、
前進守備の田中賢介の上を抜ける
先制タイムリー。
3番中島の後、4、5、6番とクリーンナップにつながる打順、
中島にヒットを打たれると
大量失点も覚悟しなければいけない場面でした。
先制点を許しても、大量失点を防ぐことの必要性は、
試合前にゲームプランを考えれば、
そんなに判断が難しいとは思いませんでした。
内野手が定位置での守備隊形を敷いてしたとしても、
ヒットでつながれたかも、
前進守備で内野ゴロで失点を防いだかも、
それは分かりません。
しかし4、5点を争う展開を想定すれば、
初回の前進守備隊形で頭上を抜けるヒットで先制され、
その後大量失点につながったことを考えると、
ここでの判断が、シーリーズの行方を決めたと思います。
1、4、5戦の展開では、勝機は見出すことができませんでした。
第3戦を終了した時点では、
タイながら、第6戦のダルビッシュを考えれば圧倒的有利。
その中で迎えた第4戦目は、
ゲームプランに基づいたゲームマネージメントで、
試合を通して5点目をどのように防ぎ、5点目をどのように挙げるのかが、
ポイントになる試合でした。
先制点を防ごうとしたことが、大量失点につながり、
試合が決まりました。
以上私が考える第2ステージのターニングポイントは、
第4戦の初回の守備隊形にあったように思います。

しかし、すべては結果論であり、
このような状況の中で冷静な判断力を求められることの難しさは、
昨年まで私自身が強く感じていたことでもあります。
今チームを離れた立場で、
このような意見を述べることは心苦しいのですが、
しかし、常勝チームファイターズを期待する一人として、
また解説者として
問題提起をすることは求められることでもあります。
今年の戦いは終わりましたが、
来年こそファイターズらしい戦い方で王者復活、
常勝チームファイターズを期待したいと思います。

「ファイターズ、そしてファンの皆様、今年1年本当にご苦労様でした」
北海道の長い冬の訪れ、そして球春の訪れを心待ちにして、
シーズンオフは英気を養いましょう。

  

Posted by Kazu@Shirai at 07:44Comments(7)野球のこと

日々の出来事

2008年10月22日

今日は1時から苫小牧で仕事を終え、
これから札幌ファクトリー(4時から)で仕事があります。
企業研修のお手伝いをさせていただくのですが、
その後パブリックビューイングをファクトリー内でやっているようでしたら、
覗いてみたいと思っています。
昨年までは応援していただく立場でした。
しかし、今日は応援する立場に回り、
またこれまでファンの皆さんに支えていただいていたことも、
この目で実感したいと思います。
その後のスケジュールがあるので、
少しだけしか時間が取れませんが、
遠くからその様子を見たいと思います。
  

Posted by Kazu@Shirai at 15:43Comments(4)日々の出来事

野球のこと

2008年10月22日

昨夜は完敗でしたね。
スウィニーの気合が空回りしました。
しかし、ライオンズにとっては
第6戦にもつれこんだときのダルビッシュの存在が、
重くのしかかっています。
このことを考えれば、
どちらのチームにとっても、
今日の試合が勝負になると考えていると思います。
それでは今日の試合どのように戦うべきでしょうか?
これまでのライオンズとのクライマックスシリーズを考えれば、
先制したチームが勝利しています。
またライオンズの得点パターンは、
ビックイニングを作ることができる強みがあります。
初戦のグリーン、昨日のスウィニーのように、
交代時期を逃せば、大量失点につながっています。
明日のダルビッシュには継投を考える必要はありません。
今日はグリンの出来次第ですが、
早めの継投を考える必要があるように思います。
ロングイニングを投げることのできる投手が、
藤井、多田野、坂元と3人もいます。
この3人を初回からでも準備しておく必要があります。
グリンを含めて4人の調子を見極めて、
躊躇なく投入していけばいいと思います。
そして5回以降には武田、健山、マイケルを投入してでも、
失点を防ぎ接戦に持ち込むことが求められます。
ファイターズの得点能力、
そしてファイターズの強み
(接戦に強く、守備でのアドバンテージ、メンタルコントロール)、
明日のダルビッシュを考えても、
大胆な投手交代は絶対条件のように思います。
今日の大一番を制して、
明日のダルビッシュで日本シリーズ決定の瞬間に立ち会えることを願い、
今日は応援したいと思います。
  

Posted by Kazu@Shirai at 08:31Comments(4)野球のこと

野球のこと

2008年10月21日

今日からクライマックス残り3試合、
2勝したチームが日本シリーズ進出。
タイに持ち込んで、条件が同じかと言えば、
そうではありません。
明らかにファイターズ有利です。
第6戦にダルビッシュが控えていることで、
ライオンズとしては連勝しかないと感じていると思います。
明らかに追い込まれた状況で、
しかもリーグチャンピョンとしての重圧もかかってきます。
また、打線の調子が落ち、
懸念された守備の乱れが目立つライオンズには勢いがありません。
このアドバンテージを活かすにも、
今日の試合は重要です。
スウィニーが先発ですが、
今年のスウィニーは被本塁打が多いのです。
ライオンズのもっとも強力な持ち味が、
本塁打にあります。
これをどのように封じるかがポイントになります。
低めに変化球を決めることと、
これまで同様にインコースを厳しくつくことができるかどうか。
これに尽きます。
スウィニーは、来日当初は結果が伴わず苦しみました。
しかし、日本野球から吸収しようとする姿勢が、
大きな成長を後押ししました。
外国人選手には珍しく、日本野球から学ぶ姿勢が強く、
素晴らしい取り組みを続けていました。
その取り組む姿勢に、ファイターズのチームメイト、
指導者は高く評価しています。
これまでの取り組みの成果が今年の成績につながり、
そして今日の試合にも結果として現れることを期待して、
応援しましょう。
  

Posted by Kazu@Shirai at 08:14Comments(4)野球のこと

野球のこと

2008年10月19日

連勝で2勝2敗のタイに持ち込みました。
今日の武田の投球も素晴らしかったのですが、
それを演出したのが昨日のダルビッシュの投球でした。
特に中島に対して、インコースを厳しくせめて、
完全に調子を崩すことに成功しました。
第1ステージに続いて、
ダルビッシュの投球がシリーズに影響を与えました。
また今日の試合は、打線のつながり、
特に2番に起用された鶴岡選手のバッティングが大きかったですね。
田中賢介選手のダメ押しのタイムリーも、
さすが状況、試合の流れを読める選手の真骨頂でした。

しかし今日の試合はなんと言っても小谷野選手の守備でした。
チームを救う好プレー2つで、
勝利を呼び込んだと言えます。
特に田中賢介選手のエラーの後、
流れが悪くなりかけたところでのダイビングキャッチは見事でした。
ライオンズはミスから失点、
ファイターズはミスが出てもそれを誰かが補う、
チームワークの差が出ました。
また、ファイターズとライオンズでは守備面でのアドバンテージが大きく、
この差がこのシリーズの行方を決めると言ってもいいでしょう。
それくらい短期決戦でのミス、
この影響は大きいものです。
今日はファイターズらしい戦いで勝利できました。
2勝2敗ですが、
今日の勝利で圧倒的に優位に立てました。
勢いを持続してあと2勝、
日本シリーズ進出を期待します。
  

Posted by Kazu@Shirai at 20:38Comments(4)野球のこと

野球のこと

2008年10月16日

いよいよ明日から、
クライマックスシリーズセカンドステージが始まります。
連勝で勢いに乗るファイターズの挑戦を、
シーズンチャンピョンのライオンズが待ち受けます。
ライオンズに1勝のアドバンテージがありますが、
シーズン終盤のチーム状態、
そして何より短期決戦の優位性を考えれば、
十分なチャンスがあります。
ファイターズの短期決戦における優位性は、
投手を中心にした守りの野球にあります。
また、接戦に強い=メンタルコントロールに
優れていることがあげられます。

なぜ投手を中心にした守りの野球に優位性があるのかと言えば、
それは、シーズン終了後のブランクを考えれば明白です。
① 投手にとって、試合間隔が開くことにより、
   シーズンの蓄積疲労が取れることによる、
   コンディショニングのプラス面。
② 打者は、試合間隔が開くことで、
   実戦での投球に対する対応能力の低下。
③ オリンピックのときにも説明したように、
   データを有効活用できるのは、投手のほうが有利。
大きく考えてこの3点は、投手には有利で、
打者には不利な要素が多く、
実戦間隔、データ活用を考えれば、
投手を中心にした守りのチームが有利になるのです。

どのようにライオンズが準備をしているのか、
その準備状況にもよりますが、
ライオンズは打撃のチームです。
ディフェンス型対オフェンス型の戦いですが、
短期決戦にはディフェンス型のチームのほうが計算できます。

1勝のアドバンテージは大きいですが、
十分なチャンスがあることは理解できたと思います。
明日からの戦いに勝機を見出すには、
ライオンズの本塁打を抑えることです。
バッファローズ戦を考えても、
相手の長所を封じることで圧倒的優位に立てるのです。
本塁打を防ぎ、接戦に持ち込んで、
ファイターズの得意な試合展開こそが勝利への道です。

熱い戦いを期待しながら、
明日から解説します。
みんなで力を合わせて、
3年連続日本シリーズに進出しましょう。
  

Posted by Kazu@Shirai at 17:53Comments(8)野球のこと

日々の出来事

2008年10月15日

今日は、サッカー日本代表チームのワールドカップ予選を、
埼玉スタジアムで観戦します。
今年は、勉強をかねて陸上の日本選手権など、
野球以外の競技も観るようにしています。
サッカーの試合は5年ぶりですが、
日本代表の試合は今回が初めてです。
なぜ日本代表?
実は、先月日本代表岡田監督と
会食をする機会に恵まれました。
若くして日本代表監督、
その後、コンサドーレやマリノスで監督として実績を残し、
再び日本代表監督に就任しました。
その実績、経験の豊富さには敬服するばかりですが、
それ以上に多くのことを勉強していることには驚きました。
「経験の上に、勉強を積み上げることが、
より経験を活かすことにつながるのだ。」
と教えていただいたように思います。
本当に多くのことを学ばさせていただいた、
貴重な時間でした。

そんな関係で、今回の観戦につながったのですが、
今日は一ファンとして、精一杯応援したいと思います。
日本代表の試合観戦を思うと、
今から興奮しています。



  

Posted by Kazu@Shirai at 10:23Comments(1)日々の出来事