野球のこと

2008年07月09日

この文章は、私が北海道新聞の夕刊に投稿している原稿から抜粋したものです。
隔週に掲載されているコラムなので
北海道の皆さんには読んでいただくことができます。
今回は、北海道以外の皆様にも目を通していただけばと思い紹介します。

オリンピック予選

6月28、29日とオリンピック選考会を兼ねた、
陸上日本選手権を観戦してきました。
すべてのスポーツの基本となる走り。
この単純な動きでありながら、
走りの技術革新は私が想像している以上の速さで進んでいるように感じました。
陸上競技で、世界を相手に戦うには、
外国人選手の筋力を含めた肉体的要素では太刀打ちできません。
その肉体的要素を補うには、技術力しかないのです。
無駄を省き、効率よく走るために科学的に研究が進められ、
高い技術力を持った選手たちがチャンピョンになっていました。
チャンピョンになる選手の走りを見ていると、
非常にスムーズな動きで流れるように走るのです。
意外にも力強さはほとんど感じませんでした。
まさしく筋力勝負ではなく、効率よさを感じるその走りは、美しいと表現できました。
陸上競技の専門的知識はありませんが、
走りを見ているだけで誰がチャンピョンになるか分かるくらい、
技術性の高い走りは美しく映りました。
美しさ=効率のよさ、これが肉体的要素を補う技術力です。

これは野球にも共通するもので、メンタル、身体能力などの要素は必要なものの、
高い技術力なくして大きな成功は収められないのです。
そして成功を収めた選手の動きは、多くの共通点があるのです。
たとえばバッティングフォームでは、インパクトゾーンでのバット軌道と、
投球されたボールの軌道が限りなく一致しているのです。
投球されたボールの軌道は、
「伸びるストレート」と表現されていても実際は放物線を描いて落下しているのです。
落下してくるボールに対して最もコンタクトする可能性の高いスイング軌道とはどのような軌道でしょう。
ボールの軌道に対して最もコンタクトする軌道とは、
地面に対してはアッパースイングとなっているのです。
しかし、インパクトゾーンではアッパースイングでも、
ボールの軌道までバットを下ろしてくるためのダウンスイングも必要であり、
ダウンスイングからアッパースイングに移行する途中にはレベルスイングも存在しているのです。
すべての要素が含まれているバット軌道は
「ダウンスイングだ」「レベルスイングだ」「アッパースイングだ」などと、
部分だけを取り上げて表現されていることが多いのです。
どれも正解ですが、もっとも大切なのはインパクトゾーンでのバット軌道です。
このようなバット軌道を獲得している選手が高い成績を残し、
そしてこの軌道を獲得している選手たちのスイングは、美しいと映るのです。
美しさこそ、技術力の高さと感じた、陸上日本選手権でした。


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この記事へのコメント
うちは夕刊を取っていないのでとても助かりました(笑)

なるほど凄く参考になります!
Posted by ハム之進 at 2008年07月09日 16:26
外国人の肉体的要素を持った選手が技術を持った場合、日本人は太刀打ちできないのでしょうか・・・
日本人は体操、バレーなど新しい技を開発する創造力とそれを体現する努力で世界に対抗してきましたが、真似をされ、日本人はまた新しい技術を身に付けて・・・
いたちごっこですね(汗)
Posted by ken at 2008年07月09日 22:02
軟式と硬式だと打ち方が違うのですか?
Posted by おんぶバッタ at 2008年07月10日 01:06
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