ナイストライ！白井一幸ブログ

今日は久しぶりの鎌ヶ谷で、
若手指名選手(ファームの選手が主体)の練習を午前中に見学し、
午後からはスタッフミーティングでした。
指名練習の中にも、
当然秋季キャンプメンバーもいましたが、
それぞれの選手たちが課題に対して、
意図、意思のある取り組みをしていました。
私は今日はユニフォームを着ることなく、
私服での見学でしたが、
選手達からは遅刻？
我々から逃げた？
などと絡まれました(笑)。
キャンプの報道では、
私が鬼コーチのように扱われていましたが、
私は厳しいコーチですが、
決して鬼ではありません(笑)。
目の前でやってはいけないことをやっているにもかかわらず、
それを見て見ない振りをしてしまう、
言うべきことを言わない、
それはプロの指導者とはいえませんね。
私はやるべきこととやってはいけないこと、
この線引きを厳格にして、
やるべきことをやらないときには毅然とした態度で接しますが、
反対にやるべきことをやっているときには、
どのようなとき状況や結果でも、
選手にとって最高の応援団長であり、支援者です。
厳しさと優しさ、
緊張とリラックス、
規律と自由、
両方兼ね備えた指導者を目指しています。
叱っても叱っても同じミスをすると嘆く指導者がいますが、
私は叱るからには二度と同じミスをさせてはいけないと考えています。
それこそが叱る側の責任と心しています。
厳格な線引きから外れたときには、
指導者として叱るべくして叱りますし、
選手も叱られるべくして叱られる、
そこには何の感情も躊躇もありません。
お互いが納得の上で、
徹底的に、
そして毅然とした対応が、
叱ることの理由ですね。
線引きに対して毅然とした態度で接することで、
時間が経てばかえって叱ることが少なくなりますね。
なぜなら、
やるべきことをやる選手が増えるからです。
厳格な線引き、
それは全力を尽くすかどうかです。
全力を尽くすことには、
実力も運も、相手も関係ありません。
自らがやると覚悟を決め、
労力を払えば誰でもできることです。
全力を尽くすことの意味、意義を理解して、
「私はやる」と覚悟を決めて、労力を払えば、
とても自由で楽しく伸び伸びと取り組める環境を、
選手自らが作り出せるわけです。
全てに全力を尽くすことは、
チームの目指すべき方向性です。
選手も全力、
指導者も全力、
それぞれが全力を尽くしていけば、
いずれ結果は必ずついてきますね。