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Posted by あしたさぬき.JP at

野球のこと

2009年09月30日

マリーンズ西岡選手がファンにお願いしたことが、
大きな波紋を呼んでいます。
ファンあってのプロ野球ですが、
お互いの尊重なくして良好な関係は築けません。
以前ヘッドコーチをしていたときに、
05年のシーズンに大不振に陥っていた木元選手へ、
札幌ドームでブーイングが起きました。
その時に日刊スポーツのコラム「ヘッドにお任せ」で、
ブーイングはやめて欲しいとお願いしたことがあります。
この時も、大批判を浴びることを覚悟してお願いしましたが、
批判どころか、多くの方に賛同していただいたことがありました。
ファイターズはファンとの良好な関係を築き、
共に戦う地域密着型のチームを目指していました。
そして今では、地域密着型のチームとして、
球界のモデルケースになっています。
お互いが尊重し合う関係が構築されてきていることが、
常勝チームへの大きな力となっています。
このことを、
今週の北海道新聞の夕刊のコラムに投稿しました。


優勝目前の日本ハムですが、
残り試合は1試合を除いてすべて本拠地での試合です。
ファイターズは本拠地で、
そしてファンの人数が増えれば増えるほど勝率が高くなるチームです。
2006年は4万人越えの試合で10勝2敗。
このうち札幌ドームは7勝1敗で勝率8割7分5厘という驚異的な成績でした。
ファンと一体となって戦う地域密着型チームとして、
常勝チームに近づいてきています。
移転間もない04、05年はファンの数も少なく、
今のような状況ではありませんでした。
チームも弱く、「負け試合」やミスも多かったのですが、
そんな時にファンは
「明日がんばろう、また応援に来るからね」などと、励ましてくれました。
調子のいい時、勝っている時の声援もうれしいのですが、
選手やチームが最もうれしく、勇気づけられるのは、状況の悪い時の声援です。
もし皆さんの子供や兄弟がファイターズの選手だったら、
負けたり失敗したりした時にやじを飛ばせますか。
選手以上に心を痛め、祈るような気持ちで応援するはずです。
ファンの皆さんが、家族の一員のような気持ちで応援してくれたことが、
リーグ2連覇を後押しし、
間もなく優勝を決めるファイターズの大きな力となっています。
いつも励まされ、やじが最も少ない本拠地でプレーできる選手たちは、
本当に大きな力をいただいていると感じています。
ファンとチームが喜びも悲しみも共有し、
信頼関係を築いてきたことが、
プロ野球チームのモデルケースになっている理由の一つなのです。
どのような状況になっても、
励ましの声援という応援スタイルなくして、
現在のファイターズはありませんでした。
それほどファンの応援は大きな力を持っているのです。(日本ハム元ヘッドコーチ)

このコラムは、
私がヘッドコーチをしていたときに、
ファンの声援の力をいただきながら、
チームが成長してきたことを
感じたままに記させていただきました。
これからも、どのようなことがあっても、
ファンとチームは良好な関係で、
共に成長していくことを願っています。


  

Posted by Kazu@Shirai at 17:10Comments(11)野球のこと

野球のこと

2009年09月29日

ファイターズは大勝、
そしてマジック対象チームイーグルスは敗戦で、
マジックは5となりました。
久しぶりに打線がつながり、
スカッとした勝利は気持ちいいものですね。
その中でも糸井選手の2本のホームランは、
まさにホームラン打者のような軌道で、
今後に楽しみを覚えます。
特に2本目のホームラン後の走り出しのステップは、
まさしくホームラン打者そのものの動きでした。
糸井選手は現在日本のプロ野球選手で、
3割、30本塁打、30盗塁の可能性を秘めた数少ない選手です。
それどころか潜在能力は40本塁打、40盗塁の可能性も感じさせます。
身体能力の高さはプロ野球史上最高かもしれません。
今後の活躍は楽しみであり、
枠を超えた超人的なプレーに期待ですね。
また、ヒーローインタビューの受け答えも、
期待通りの?独特な味を出してくれるようになったことも、
楽しみの一つになりました。

今日試合前に、
今年限りで退任との噂のある大石監督と話をする機会がありました。
同時代にプレーした関係もあり、
昨年シーズン途中からの就任以来注目していました。
野球理論やベンチでの毅然とした態度は素晴らしいと思います。
監督は常に結果責任を問われる立場にあり、
厳しい状況であることは仕方がないと思います。
しかし、そのような状況にありながらも、
去就問題にはまったく触れずに、
最後まで全力を尽くして、
監督をしての任務を全うしようとしている姿勢には頭が下がります。
もし一人のけが人も出なかったら、
順調に投手陣が力を出し切っていれば、
今年は優勝争いに加わるチームだったと思います。
それを管理し、補うのが監督の仕事といえばそれまでですが、
万全の状態で戦うことのできなかったことは心残りだと思います。
毎年のようにこの時期は、
いろんな報道が流れますが、
最後まで試合に集中できる環境づくりは大切だと思います。
  

Posted by Kazu@Shirai at 23:14Comments(7)野球のこと

野球のこと

2009年09月28日

首位攻防戦は1勝1敗1分け。
優勝を争うチームらしい緊迫した試合の連続でした。
結果的には3.5ゲーム差は変わらず、
ファイターズの優勝もいよいよ近づいてきました。
ホークス戦の前には前向きにコメントしてきましたが、
ホークス戦後の優勝が近づいてきた今こそ慎重に、
気を引き締めて戦うことが大切です。
ピンチでは前向きに、チャンスでは慎重(油断なく)に、
「好事魔多し」といわれますが、
一瞬の気の緩みがチャンスを一気にピンチに変えてしまいます。
調子のいいときほど、
流れがいいときほど、
気の緩みが出てくることを戒めている言葉です。
勝負事は最後まで何が起きるかわからないことは、
今年のファイターズが何度も大逆転勝利をしたことでもわかります。
またホークスの首位攻防戦でも、
一歩間違えれば3連敗もあったくらい、
ぎりぎりの戦いでした。
明日からは、今年最下位が決定したバッファローズですが、
もともと一人ひとりの能力の高いチームですし、
すでに来年に目を向けて若い選手の起用も増えてきています。
若い選手は、チャンスをものにしようと必死にプレーしますので、
手ごわい相手になることを覚悟しなければいけません。
ゴールが近づいたいまこそ、
より集中力を高めて、
ファイターズらしい試合に期待したいですね。
  

Posted by Kazu@Shirai at 09:40Comments(8)野球のこと

日々の出来事

2009年09月27日

昨日の土壇場からの同点劇、
そしてスレッジ選手の決勝ホームランで逆転勝利。
このホークス戦2試合でほぼ優勝確実なところまで歩を進めました。
しかし、勝負事はゴールするまで何があるかわかりません。
確実な状況になった今こそ、
最後まで緩めることなく全力を尽くすことが必要です。
今日の試合も、
首位を争うチームどおしの素晴らしい内容を期待したいと思います。

昨日は岡山で18時から21時まで講演、研修がありました。
勉強熱心で、向上心にあふれる皆さんと時間を共有することは、
私も大きな力をいただける貴重なチャンスです。
まさしく、昨日の会場は学びの姿勢が充満していました。
3時間の長丁場でしたが、
本当に充実した、有意義な時間で「まだまだ時間が足りない」
と感じるくらいでした。
この2年間は多くの講演や研修をさせていただいています。
その一方でいろんな講演会や研修会に参加して、
野球以外のことも含めて多くの勉強をさせていただいています。
よいものを求めて学び、
そして行動すること、
「学びと行動」の両輪があるからこそ前進できるのですから、
向上心は「学びと行動の両輪」の原動力とも言えます。
昨日の講演、研修会は、
「もっと学び、もっと積極的に行動しなければ」と、
向上心を沸き立たせていただける貴重な時間でした。





  

Posted by Kazu@Shirai at 08:43Comments(2)日々の出来事

野球のこと

2009年09月25日

今日の引き分けは、
何勝分にも匹敵する大きな引き分けです。
この3連戦、今日の引き分けだけでも十分な成果を挙げたといえます。
今日の試合にチャンスがあると感じたところで、
投手を全員つぎ込ながら引き分けに持ち込んだことは、
総力戦、まさに全員野球の象徴のような試合でした。
打線のつながりが、得点力の低下、勝負弱さなど、
攻撃面では不満が残るでしょうが、
攻撃も守備も全てが完璧だとすべての試合を勝利します。
打撃が悪いときは投手が、投手が悪いときは打撃が、
例え両方悪くても誰かがカバーするのがチームスポーツである野球の魅力です。
首位攻防戦、優勝をかけた試合の醍醐味が感じられる内容でした。
連敗中の、状態が悪いながらも今日の試合ができたことは、
僅差に強い、プレッシャーコントロールに優れたファイターズ野球が、
連覇以降も継承され、
そして積み上げられていることを感じました。
これが続いていけば、
ファイターズ野球としての伝統が築かれていくことでしょう。
素晴らしい引き分け試合の一つとして語り継がれるだけの値打ちのある、
優勝を大きく引き寄せた試合でした。
拍手。  

Posted by Kazu@Shirai at 23:41Comments(22)野球のこと

野球のこと

2009年09月25日

今日からのホークス3連戦ですが、
ファイターズとしては1勝すれば優勝に大きく近づける状況です。
例え3連敗したとしても、
まだ有利な状況には変わりないのです。
それくらいこの時期の3.5 ゲーム差は大きいものです。
心配も多いでしょうが、
ここはどっしりと構えて応援しましょう。
とは言え、一喜一憂してしまうのがファン心理であり、
チーム関係者も同じです。
この一喜一憂しながらハラハラ、ドキドキするからこそ、
応援するのが楽しいのです。
ワクワクしながら試合を待ち、
ハラハラ、ドキドキするから、
野球を含めたスポーツ観戦の醍醐味があるのではないでしょうか?
スポーツ観戦の価値観を何に求めるかで、
一喜一憂することさえ有意義であるのです。

すべての行動の価値観をどこに求めるかはとても大切な要素です。
私自身は01年からチーム改革に着手し、
あらゆる試練を乗り越えて、
06年の優勝できたときの喜びは計り知れない大きさの喜びでした。
この喜びの大きさは達成感の大きさでした。
達成感に価値観を求めていくと、
試練や逆風が厳しければ厳しいほど、
それを乗り越えたときの達成感は大きくなるのです。
目標というゴールに到達したときの喜びは当然価値のあることです。
それ以上にその過程をどのように歩んできたかにより大きな価値観を求めることで、
あらゆる試練や逆風でも受け入れることができ、
いつも前向きに取り組むことができるのです。
受け入れ、前向きに取り組み続けることがゴールに到達するために必要な要素です。
たとえばファンの皆さんであれば、
いつも楽勝の試合ばかりでは楽しみも少ないでしょう。
チームの戦力である大きな声援の力の後押しで、
チームに貢献することは結果以上に価値のあることです。
チームの一員として、
一人ひとりが戦力として声援を送ることにファンとしての価値観を求めていけば、
現在のような厳しいチーム状況になったときほど、
遣り甲斐を感じるのではないでしょうか。

毎日の生活や行動、仕事や趣味の価値観をどこに求めるかで、
心のあり方や取り組み方もずいぶんと違ったもになると思います。
人それぞれに価値観は違いますが、
どこに、何に価値観を求めるかで、結果も大きく違ってきます。  

Posted by Kazu@Shirai at 09:02Comments(8)野球のこと

野球のこと

2009年09月22日

ライオンズ戦連敗しても、
ホークスもイーグルスも付き合っての敗戦は、
優勝するチームの運を持っているとしか言いようがありません。
それくらい先月から今月にかけては、
苦戦の連続でありながらも、
現在も圧倒的に有利な立場にあることは、
優勝するチームの説明できない何かを持っています。
しかし、この位置にいることができているのは運だけではなく、
ここまで選手達が頑張ってきた積み重ねがあるからです。
現在ラストスパートに入っても、
思うように歩が前に進まないもどかしさを感じながら、
チームもファンも戦っているのです。
この状況はホークスもイーグルスも、
そしてライオンズも、どのチームも同じだと思います。
この状況を抜け出せるかどうかは、
これまでチームが積み上げてきた成果にかかってきます。
成果と結果は同時に出ることは少なく、
成果の積み重ねが、結果として現れるのですから、
すでに結果は出ているといっていいのです。
これが開き直り、「なる様にしかならない」「人事を尽くして天命を待つ」
ということだと思います。
そのように考えれば、
開き直れるかどうかは、
これまでの成果の積み上げがあるかどうかを問わているのだと思います。

そしてもう一つできることがあるとすれば、
感動はどこから来るのかという事です。
このブログでも記したことがありますが、
結果からは喜びや落胆がついてまわりますが、
感動は結果に左右されないということです。
感動はどのような状況になろうとも、
最後まで全力尽くすことから生まれるものだと思います。
感動を与えることができるのがプロフェショナルとしての使命であり、
感動を与えるために全力を尽くすことが、
勝利という喜びを勝ち取る可能性を高める大きな要素です。
結果を求めるのではなく、
これまでの成果を信じて開き直り、
感動を生み出すためにどのような状況においても最後まで全力を尽くすことです。
勝負事は最後の試合の最後のアウトまで何が起こるかわかりません。
最後の最後まで感動を生み出し続けるチームが、
優勝という大きな喜びを勝ち取るのだと信じています。
その感動を生み出す原動力の全力プレーが、
ファイターズの目指してきたプレースタイルです。
今こそ原点に帰り、
ファイターズの全員野球、
全力野球に徹した試合に期待したいと思います。


  

Posted by Kazu@Shirai at 23:45Comments(10)野球のこと

野球のこと

2009年09月21日

友美さんをはじめ多くの皆さんが心配しているように、
シーズンの蓄積疲労、またWBC出場選手にはそれ以上の特別な疲れもあるでしょう。
そしてマジック点灯後には、
想像以上に数字が気になるなど、
さまざまな重なり合う条件を乗り越えながら、
これからの残り試合を戦わなければいけません。
それが優勝するチームの道のりであり、
その道のりが険しければ険しいほど、
それを乗り越えたときの喜びが大きくなります。
今がその生みの苦しみを味わっている最中ですが、
それはファンもチームも同じ想いで戦っています。
こんなときこそ自分達のできることを全力で、
こんなときこそ前向きに、
自分自身を、そしてチームを信じきることが力になります。
WBCの是非、シーズン日程や移動距離の大きさなど、
確かに悪条件はあるでしょうが、
今そのことを論じ、心配する気持ちはありがたいのですが、
チームはすべてを乗り越えて優勝するからこそ価値があるのです。
インフルエンザの時もそうですが、
メンバーがいないから戦えないのではなく、
残りのメンバーで戦う姿勢を崩さないことが必要でした。
そして今も同様に、
疲れている今こそ力を合わせて、
力を振り絞って戦うことが大切なのです。
さまざまの状況があることはいつの時でも、どのチームでも同じです。
状況を嘆き悲しみ、心配しても状況は変わりません。
このような時こそ「この状況の中で何をやるか」、「どのようにやるか」、
を考えて取り組むことのほうがはるかに可能性を生みます。
そのためにもチームのすべての人が、
いつも前向きな発言を心がけ、
できることだけに対して全力を尽くすことが必要だと思います。
私は評論家として、
いろいろと状況について論じることは仕事としてありますが、
苦楽を共にしてきた選手や、愛着のあるチームをいつも応援しています。
この正念場を乗り越えるためにここまで取り組んできたのですから、
今こそその力を出す時です。
  

Posted by Kazu@Shirai at 23:37Comments(7)野球のこと

野球のこと

2009年09月21日

ダルビッシュ投手は体調不良(腰の違和感)もあり、
信じられないような内容でした。
しかし、7四球を与えても2失点で抑えることができたのは、
名前勝ちしているとしか言いようがありませんでした。
ダルビッシュ投手は、
今シーズンを通して絶好調といえるような状態になっていません。
それでも現在の成績があるのは、
それだけ群を抜いて高い能力があるからです。
今年は、リリースからフォロースルーにかけて上体を
1塁側に逃がしていることが目に付きます。
この動きが顕著に現れているときのダルビッシュ投手はよくありません。
昨日もこの動きが頻繁に見られましたが、
これが体調の影響であればいいのですが。
この動きを無意識でしているのか、
それとも意識的にしているのかではまったく意味が違ってきます。
もし意識的にしてるのだとすれば、
目指す方向性にずれがあるのですから事態は深刻です。
体調などの影響で無意識に出ているのであれば、
体調回復や意識をすることで修正できるのですから問題ありません。
どちらにしても次回の登板に注目です。

昨日のダルビッシュ、杉内投手で、
両チームとも勝利を計算していたにもかかわらず共に敗戦。
やはり勝負事は何が起こるかわかりません。
圧倒的に有利な状況にあることは間違いありませんが、
今日からのライオンズ、休みを挟んでのホークスとの成績しだいでは、
また混戦も覚悟しなければいけません。
昨年の日本一のチームが意地をかけてクライマックス進出を狙っています。
これまで以上に手ごわいライオンズですから、
今日からの3連戦は重要な戦いになります。
9連戦の最終シリーズで選手の疲労度もピークでしょうが、
札幌ドームのファンと共に気力を振り絞った戦いに期待しています。  

Posted by Kazu@Shirai at 10:03Comments(6)野球のこと

野球のこと

2009年09月20日

バッファローズ戦の連勝は大きいですね。
岸田、平野両投手は潜在能力が高く、
はまったときの投球は球界でもトップクラスです。
その両投手を相手の連勝ですから、
優勝に向けて大きな意味を持つ勝利でした。
もう一つ大きな意味を持つのが、
森本選手の復活ですね。
怪我から復帰してからの活躍は地味ながらも、
チームの勝利に大きく貢献していました。
そして昨日は決定的な働きをするなど、
これからの勝負どころ、
そしてクライマックス、日本シリーズの短期決戦に向けて、
心強い選手が本来の調子を取り戻してきました。
シーズン開幕から多くの方が心配していましたが、
多くの試練を乗り越えてきた森本選手は、
選手として、そして一人の人間として、
ステップアップをしていることを感じます。
今日も勝って、
マジックを一桁に減らして北海道に帰ってきて欲しいですね。

  

Posted by Kazu@Shirai at 10:23Comments(4)野球のこと