野球のこと
2010年01月09日
プロ野球選手のオフシーズンのトレーニングに、
ウエイトトレーニングを取り入れている選手が多くいます。
今では当たり前の光景ですが、
25年程前にはウエイトトレーニングは野球にはマイナスとされ、
どのチームも取り組んでいませんでした。
腕立て伏せや腹筋、背筋やサーキットレーニングなど、
器具を使わない筋力トレーニングが主流でした。
そんな時代にプロ入りしていた私は、
自身の筋力不足を痛感し、
入団3年目のシーズンオフから、
当時はタブー視されていたウエイトトレーニングを取り入れました。
週3、4回、2時間以上かけて厳しいトレーニングで、
筋力をつけながら体重を5キロ近く増やしました。
そのころはプロ野球選手のウエイトトレーニングは珍しく、
専門誌トレーニングジャーナルでも取り上げられました。
結果的にはチームのコーチから反対されたいきさつもありましたが、
そのシーズンに過去最高の15本のホームランを打つことができ、
レギュラーの座を獲得しました。
それ以降引退するまでウエイトレーニングを続けてきましたが、
あるとき気がつけば、ファイターズだけでなく、
どのチームも当たり前のようにウエイトトレーニングに取り組むようになっていました。
そして現在では、
ウエイトトレーニングだけでなく、
コーディネーショントレーニングや体幹トレーニングを重要視するようになって来ました。
トレーニング理論は時代と共にどんどん進化し、
少しでも勉強を怠ると取り残されます。
メジャーリーグでは当たり前のようになっていますが、
最近では日本の選手達もパーソナルトレーニングコーチをつけています。
私も25年前にウエイトトレーニングを始めた時から引退するまで、
専門家の指導を仰いでいました。
そして今でも、
いろんな勉強しながら自分自身で身体を鍛えながら試しています。
そんななか現在必要に感じているのは、
競技特性に合わせた、技術力向上に直結したトレーニングです。
高校時代であれば、冬場の練習の大半はロードワーク(長距離走)でした。
足腰を鍛えることは重要ですが、
長距離走は必要ありません。
長距離走では瞬発力や筋力ではなく、
持久力が鍛えられるますが、
マラソンのような持久力は野球には必要ありません。
瞬発力や強い筋力を繰り返し行なうためトレーニングとしては、
長距離走は向いていないのです。
あのロードワークに2時間もかけるのであれば、
競技特性に直結したトレーニングを行なうほうが効果的です。
どれくらい練習するかよりも、
どれくらい効果的に練習するかのほうが大切です。
練習量ではなく、練習成果を重要視してトレーニングしている選手が、
コンスタントに成績を伸ばしています。
進化、革新していく理論など、
時代に対応する能力も選手にとっては重要な要素です。
そして選手以上に指導者に求められる要素でもあります。
ウエイトトレーニングを取り入れている選手が多くいます。
今では当たり前の光景ですが、
25年程前にはウエイトトレーニングは野球にはマイナスとされ、
どのチームも取り組んでいませんでした。
腕立て伏せや腹筋、背筋やサーキットレーニングなど、
器具を使わない筋力トレーニングが主流でした。
そんな時代にプロ入りしていた私は、
自身の筋力不足を痛感し、
入団3年目のシーズンオフから、
当時はタブー視されていたウエイトトレーニングを取り入れました。
週3、4回、2時間以上かけて厳しいトレーニングで、
筋力をつけながら体重を5キロ近く増やしました。
そのころはプロ野球選手のウエイトトレーニングは珍しく、
専門誌トレーニングジャーナルでも取り上げられました。
結果的にはチームのコーチから反対されたいきさつもありましたが、
そのシーズンに過去最高の15本のホームランを打つことができ、
レギュラーの座を獲得しました。
それ以降引退するまでウエイトレーニングを続けてきましたが、
あるとき気がつけば、ファイターズだけでなく、
どのチームも当たり前のようにウエイトトレーニングに取り組むようになっていました。
そして現在では、
ウエイトトレーニングだけでなく、
コーディネーショントレーニングや体幹トレーニングを重要視するようになって来ました。
トレーニング理論は時代と共にどんどん進化し、
少しでも勉強を怠ると取り残されます。
メジャーリーグでは当たり前のようになっていますが、
最近では日本の選手達もパーソナルトレーニングコーチをつけています。
私も25年前にウエイトトレーニングを始めた時から引退するまで、
専門家の指導を仰いでいました。
そして今でも、
いろんな勉強しながら自分自身で身体を鍛えながら試しています。
そんななか現在必要に感じているのは、
競技特性に合わせた、技術力向上に直結したトレーニングです。
高校時代であれば、冬場の練習の大半はロードワーク(長距離走)でした。
足腰を鍛えることは重要ですが、
長距離走は必要ありません。
長距離走では瞬発力や筋力ではなく、
持久力が鍛えられるますが、
マラソンのような持久力は野球には必要ありません。
瞬発力や強い筋力を繰り返し行なうためトレーニングとしては、
長距離走は向いていないのです。
あのロードワークに2時間もかけるのであれば、
競技特性に直結したトレーニングを行なうほうが効果的です。
どれくらい練習するかよりも、
どれくらい効果的に練習するかのほうが大切です。
練習量ではなく、練習成果を重要視してトレーニングしている選手が、
コンスタントに成績を伸ばしています。
進化、革新していく理論など、
時代に対応する能力も選手にとっては重要な要素です。
そして選手以上に指導者に求められる要素でもあります。
Posted by Kazu@Shirai at 10:12│Comments(2)
│野球のこと
この記事へのコメント
こんばんは!
『量より質』か『質より量』かは、その時々に応じて、正解がまちまちなので、非常に難しいテーマなんですね。
やはりそうなってくると『適切なアドバイスが出来る指導者』の重要性がいよいよ増してきますね。
白井さんの文章には、他業種にも、広義で言えば人生においても、有益なヒントが詰まっているので、毎回何度でも読み返しております(^^)
更新ありがとうございました!
また楽しみにしております!!
『量より質』か『質より量』かは、その時々に応じて、正解がまちまちなので、非常に難しいテーマなんですね。
やはりそうなってくると『適切なアドバイスが出来る指導者』の重要性がいよいよ増してきますね。
白井さんの文章には、他業種にも、広義で言えば人生においても、有益なヒントが詰まっているので、毎回何度でも読み返しております(^^)
更新ありがとうございました!
また楽しみにしております!!
Posted by イギータ at 2010年01月11日 00:08
偶然なのでしょうか。
同じ日付のダルビッシュ投手のブログにも
ウェイトトレーニングの重要性が、
金本選手のトレーニング見学の話とともに、
書きつづられていました。
http://ameblo.jp/darvish-yu-blog/entry-10430378805.html
白井さんのように研究に研究を重ね、
自己の信念を貫きつつ結果を残す、
そんな方はプロ野球界のみならず、
いろいろな分野においても模範となる方ですね。
いつも内容の濃いブログをありがとうございます。
これからも楽しみにしております。
同じ日付のダルビッシュ投手のブログにも
ウェイトトレーニングの重要性が、
金本選手のトレーニング見学の話とともに、
書きつづられていました。
http://ameblo.jp/darvish-yu-blog/entry-10430378805.html
白井さんのように研究に研究を重ね、
自己の信念を貫きつつ結果を残す、
そんな方はプロ野球界のみならず、
いろいろな分野においても模範となる方ですね。
いつも内容の濃いブログをありがとうございます。
これからも楽しみにしております。
Posted by 鈴木昌宏 49歳 at 2010年01月11日 12:00
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。