野球のこと

2009年07月29日

スレッジ選手の2本のホームランと、
八木投手の好投などで後半戦勝利でのスタート。
マリーンズ戦7連勝は驚異的な成績です。
今日はスレッジ選手についてコメントしたいと思います。
スレッジ選手は今シーズン成績が出ずに苦しんでいます。
それでもチーム内の評価が高いことはいくつか理由があります。
一つはチームの勝利を最優先にプレーすること。
2つ目は相手の配球を読んでバッティングすることです。
特にチャンスでは相手のウイニングショットを狙うケースが多く、
相手バッテリーにとっては脅威です。
結果的よりも、相手の配球を読みながら狙い球を絞ることは
想像以上に相手にとっては嫌な事です。
スレッジ選手の場合は、
この配球を絞るために、
毎試合、毎打席後にメモを取り検証、分析を繰り返しています。
このような姿勢と、チームの勝利を最優先しての全力プレーは、
チームにとって欠かせない選手なのです。
昨夜のよう2本目のフォークボールを狙い打ったホームランは
スレッジ選手の真骨頂でした。

ローズ、カブレラ選手なども、
日本人投手や捕手の配球パターンを勉強して、
狙い球を絞って打つ打者であり、
日本で成功する外国人選手の典型的なタイプです。
過去にはブーマ(阪急、オリックス、ダイエーなど)選手も、
相手の研究を怠らずに、
三冠王に輝くなど長年成功を収めたプレーヤーです。
反対に日本で成功しない選手は、
なんといってもいつまでも自分のスタイルに固執する選手です。
バッターカウント(0-2、1-3など)で変化球を投げられて、
初球からウイニングショットを投げられて、
怒りだすような選手では通用しません。
いつまでも配球への対応できない選手では日本では成功しないのです。
また変化球への対応のためにセンター中心のバッティグの意識、
そして変化球の練習は欠かせない要素です。
先日ヒメネス選手が解雇になりましたが、
この辺りの対応ができなかったのではないでしょうか。
キャンプでのバッティグフォームは素晴らしく期待したのですが、
シーズンに入りステップの仕方やスイング軌道を変えました。
しかし日本野球への対応は、
フォームを変えることではなく、
配球や変化球への考え方を変える必要があったのではないでしょうか。

外国での成績だけでなく、
性格や学習能力、対応能力なども、
外国人選手獲得には重要な要素です。
また変化球への対応ができるバッティグスタイルは、
必要不可欠な要素です。
高額年俸で、チームの成績いに大きな影響を与える外国人選手の獲得には、
各チームももっと重点を置く必要性があるのではないでしょうか。
確かに難しい要素がたくさんあり、
思うような選手獲得は簡単ではありません。
その点、ホークスのオーティズ選手などは、
日本野球の経験豊富で、どのチームでも安定した成績を残しているので、
シーズン途中に獲得するにはうってつけの選手です。
各チームの外国人選手獲得実績は、
長年さかのぼって検証していけば、
大きな違いが現れてくるでしょう。
野球ファンとしては、
違った角度からのチームの見方も面白いものです。








同じカテゴリー(野球のこと)の記事画像
甲子園
プロ野球開幕!
侍ジャパン世界一
決勝戦!
最終調整
侍ジャパン
同じカテゴリー(野球のこと)の記事
 甲子園 (2023-07-26 08:02)
 プロ野球開幕! (2023-04-02 08:28)
 侍ジャパン世界一 (2023-03-23 14:17)
 決勝戦! (2023-03-21 22:06)
 最終調整 (2023-03-20 05:41)
 侍ジャパン (2023-03-13 14:12)

この記事へのコメント
白井さん おはようございます。

先日のスレッジ選手がなぜ使われ続けているか、 というお話を聞いて、昨日の試合はテレビということもあり しっかり見るようにしていました。
不働の5番と思っていましたが、撤回しなければなりませんね(^_^;)
でも昨日のスタメンが 一番安心して見ていられる気がしました。
ホームランの勝ちでなく つないで打ち勝ってもらいたいです。
昨日はピッチャーつないで 守り勝ち。
昨日は後半初戦だから良かったけど、これから続く移動含めた6連戦のスケジュールでは ちょっと不安です。
心配事ばかり考えて、日ハムに対する、母心みたいなもんですね(^^ゞ
Posted by k@k at 2009年07月29日 10:35
白井さん、こんにちは。
スレッジ選手は良い選手ですね。
打率こそ低いですが、成績以上に頼りになる印象があります。
先日もスレッジシフトを打開しようとバントを試みたり、チーム
プレーに徹するところに好感が持てます。
今年で契約最終年ですが、来年も残ってほしいと個人的には
思ってます。
ところで豪快なイメージのあったブーマー選手が研究を行い
ながら日本野球に対応していったことは驚きです。でも、
三冠王を取った程の選手ですから納得です。

そして昨日は7回の継投も決まりましたね。
昔のライオンズを見ているようでした。93年の優勝争いをした
時には鹿取投手、杉山投手、潮崎投手に悔しい思いをさせら
れたものです。
東京ドームでのライオンズとの天王山初戦、0-0で迎えた9回
表の清原選手の難しい打球を捕球した、白井さんのスーパー
ファインプレーが今でも脳裏に残ってます。東京ドームが今の
札幌ドームのように盛り上がりました。
その裏、ウィンタース選手の2塁打でサヨナラ勝ちを確信したの
ですが、後続の田中幸選手、片岡選手、田村選手がライオンズ
のサンフレッチェに抑えられましたね。まさに一人一殺。
4時間以上経過した上での引き分けで、東京ドームの座席から
しばらく立ち上がれなかったのを覚えてます。

菊池投手、宮西投手、建山投手の昨日のリレーを見て、ふと
あの時の試合を思い出しました。
時が経つのは早いですね。

また、更新楽しみにしてます。
(それといつかは東京でも講演してください!!)
Posted by はむはむ at 2009年07月29日 13:42
昨日は不調だったスレッジ選手の2HR、八木投手の好投、そしてばっちりハマった継投でとてもよい試合が見れました。

でもやはり最近よくある勝ちゲームでの守備固めの必要性がわかりません。エラーの多い守備固めは意味がないと思います。
せっかくそれまでのいい雰囲気も台無しになりますし、エラーによって流れが変わって延長になった事もありますし・・・
同じ選手ばかりなぜか使っていますが、サードの上手い小谷野選手をわざわざファーストに回してまでする守備固めは納得できません。
Posted by さわ at 2009年07月29日 15:13
本日(29日)の9回表の逆転劇は素晴らしく、またまたファイターズに惚れ直しました。特に小谷野選手。先日の白井さんのご講演にあった「全力を出す」姿勢や「パニック障害を乗り越えて、さらにパワーアップした」強さを如実に感じさせ、胸がきゅんとしました。

 勝利の美酒に酔いました~!私の応援もパワーアップします!
Posted by Keep going ! at 2009年07月29日 22:49
 きょうは、白井さんがテレビ解説でしたね。糸井選手のホームランの際のコメント「何も考えずに、来た球を打ったのが良かったですね」に、爆笑。先日の講演会がなければ、この爆笑はなかったでしょう。

 でも、2夜連続の驚異の逆転劇は、テレビ中継が終わってから待っていた・・・8回表の白井さんのコメントが聞きたかったですねー。狂喜乱舞いたしました。そして、きょうも勝利の美酒。至福です。
Posted by Keep going ! at 2009年07月30日 22:52
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
投稿されたコメントは内容により不適切と判断した場合、あしたさぬき運営事務局にて削除する事がありますのでご了承下さい。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
野球のこと
    コメント(5)