ナイストライ！白井一幸ブログ

今日はヒヤヒヤの勝利でした。
糸数投手は5失点しましたが、
投球フォーム修正の成果もあり、
完璧なコントロールでした。
ランナーが出てからのクイックモーションや、
メンタルコントロール(ベースカバーに遅れてランナーを出塁させた動揺)など、
課題はありましたが、
投球内容は今後に期待が持てます。
とくに良かったのは体の動きと、
腕の振りのバランスが絶妙で、
この投げ方ならばコントロールには
まったく心配がないと思えるほどの完成度でした。
サイドスローの投げ方を完全にマスターしたといえるフォームでした。

試合の勝利の一方で、
今日の試合で残念だったのは糸井選手の走塁でした。
7回裏2アウト１，３塁から、
陽選手のレフトへのツーベースヒットに対して全力疾走を怠り、
サードベースに止まってしまいました。
アウトカウントを間違えたのか、
それともファールと判断したのかはわかりませんが、
とても残念なプレーでした。
以前にも糸井選手の走塁に対して苦言を呈しましたが、
これだけ何度も繰り返されるのは問題です。
糸井選手のキャラクターは誰もが知るところですが、
そのようなキャラクターの選手だから許されるのではなく、
だからこそ改善し、そしてチーム全体でサポートすることも必要だと思います。
厳格な姿勢で糸井選手に対しても、
またチーム全体の意識としても確認作業を繰り返すこと。
そして試合中においても具体的かつ明確な指示を与えることなど、
改善方法はあるのではと思います。
今日はリリーフ投手陣の踏ん張りで逃げ切ることができましたが、
ボーンヘッド、怠慢プレーは試合の流れ、シーズンの流れを変え、
取り返しのつかないことになります。
打つ打たない、守れる守れない、抑える抑えられないなど、
全力を尽くした上での結果は仕方ないものですが、
意識の欠如や全力プレーを怠ることは、
たとえミスにつながらなくても長い目で見ればマイナスに働きます。
球界を代表する身体能力、
3割30本30盗塁どころか、
日本プロ野球界唯一40本40盗塁さえ狙える糸井選手です。
チームのためにも、そして糸井選手自身のためにも、
球界を代表する、球界の記録を更新するような選手に成長して欲しいと思います。