ナイストライ！白井一幸ブログ

昨夜は久しぶりの解説で、
また久しぶりに東京ドームに行ってきました。
東京ドームはフェンスが低く、
ファールグランドも狭く、
臨場感を味わえる球場ですね。
ファールボールの匂い、
選手の息遣いまで感じられそうな球場は、
観衆にとっては魅力的ですね。
メジャーリーグの球場は本当にファールグランドが狭く、
またフェンスの高さもグランドレベルとほとんど変わりなく、
その上ネットが張られていませんので、
選手との距離が近く、
グランドでプレーしているような感覚まで生まれてきます。
現場でのスポーツ観戦の醍醐味は、
なんといっても臨場感ですから、
その意味では東京ドームは魅力的な球場ですね。

さて昨日のファイターズですが0対12で大敗でした。
僅差でも大差でも負けは負けですから仕方ありません。
このような試合は、長いシーズンにおいては何試合かあります。
その中で野球における四球がどのくらい勝敗に影響を与えるものなのか、
改めて感じずにはいられない試合でした。
最近のファイターズは、
ケッペル投手に代表されるように、
ストライク先行とテンポのいい投球で試合のリズムを作り、
守備や攻撃に好影響を与え、
チームに勢いをつけることができたのが勝因でした。
投手が投げることでプレーが始まる野球ですので、
主導権を握っているのは投手です。
野手や打者は、打球や投球に合わせたプレーが求めらるのですが、
唯一自分の主体のリズム、間合いで投げることができるのが投手です。
戦略としての四球はありますが、
基本的には四球は試合のリズム、流れを変えてしまいます。
相手投手が杉内投手、
そしてホームランの出やすい東京ドームで、
ホームラン打者のたくさんいるホークス打線と、
慎重にならざる得ない状況でしたが、
このような時こそ攻めの姿勢が必要です。
これからはより混戦になり、
もっと緊迫した試合が予想されるだけに、
よりストライク先行、テンポのいい投球は欠かせません。

勝敗の鍵を握る四球、
試合を見る上で目の前で出ている四球の持つ意味を考えることも、
野球観戦の楽しみ方の一つです。
今日の八木投手はどんなピッチィングをしてくれるのでしょうか。
また相手の小椋投手は四球がらみでの失点の多い投手です。
ファイターズの打者がどれくらい四球を選び、獲得するのかにも注目ですね。