ナイストライ！白井一幸ブログ

スワローズ戦連敗となりました。
ファイターズOBとして、
そして一ファンとしても昨夜のファイターズは残念でした。
それは負けたからではなく、
外野フライを打ってもベースの手前でUターンして帰る選手や、
明らかに全力疾走を怠る選手が目に付きました。
また併設崩しのスライディングをしないで
セカンドベースの横を走りぬける選手を見たときには、
残念を通り越して怒りすら感じました。
1塁ランナーであれば、
「ゆるい内野ゴロならばセカンドでセーフになるぞ」
「ダブルプレーを防ぐために少しでも早くベース付近でスライディングするぞ」
などと強い意識を持ち、
そしてそれを全力で遂行することが求められます。
意識すればでることをやっていない。
勝敗は相手もいることですし、
勝ったり負けたりすることはあります。
また成功や失敗も同様に、
全力を尽くしても結果のでないときもあります。
しかし全力疾走やスライディングなどは意識したらできることです。
意識していればできること、徹底していればできることができないのは、
怠慢プレーか意識の欠如としか言いようがありません。
とくに今年は走塁での意識の欠如を感じます。
全力疾走、リードのとり方、スタート、スライディングなど、
強い意識で全力を尽くしていないことが、
目に見えないミスにも、目に見えるミスにもつながり、
結果的には僅差の試合に影響していることがあります。
昨夜まで7試合連続二桁安打を打っても得点に、勝利につながらず、
僅差の試合に勝てないのは、
走塁が大きく影響しています。
技術的なミスは仕方ないにしても、
意識の欠如、全力を尽くさないプレーが目に付くことは何より残念です。
これは選手個々の問題であり、
ファイターズ全体の問題でもあります。
スライディングや全力疾走を怠るなど、
結果ではない部分でのほころびは、
目先の勝敗以上に、今後に大きな影響を与えます。
よくファイターズらしさと表現しますが、
何よりファイターズがファイターズらしいのは、
できることに対して全力を尽くし、
チーム一丸となって勝利を目指す姿勢です。
まず意識すれば出来ることに対して全力を尽くす、
このことだけは失ってはいけないファイターズの姿だと思います。
結果以上に大切なものを大切にする姿勢が勝利に、
そして常勝チーム作りにつながるのではないでしょうか。
勝敗には喜びや落胆はありますが、
感動は勝敗以上に一生懸命に全力を尽くす姿から生まれます。
プロの高いレベルの技術や勝敗の根底には、
一生懸命に全力を尽くす姿勢は必要不可欠です。
そこだけは揺るがないファイターズであり続けて欲しいと思います。