ナイストライ！白井一幸ブログ

昨日の試合は延長12回、
4時間を越える試合時間となりました。
序盤の展開では、
8時30分には試合終了するのではと思うくらいのペースでした。
実は私の解説する試合は、
「長くなる」とのジンクスが出来上がってきているようです。
あまり有り難いジンクスではないのですが、
長短は関係なく、
内容のある試合であれば嬉しいですね。
さて昨日の試合ですが、
投手継投は難しいですね。
7回までの増井投手の内容は、
初完封が見られるのではと思うほどでした。
2アウトからのストレートの四球は反省材料ですが、
素晴らしい投球であり、今後に期待が持てます。
そして1点リードの8回ウルフ投手の起用は、
ラジオ解説でも話をしましたが、
私にとっては以外でした。
打順が2番から始まる手ごわいイニングですので、
今最も信頼している宮西投手か建山投手を予想していました。
この2人で８、９回をと考えていました。
昨日のカープ打線は、
増井投手のストレートとフォークボールのコンビネーションに対して、
狙い球を絞れなくて苦しんでいたので、
ウルフ投手のツーシーム主体の投球は、
狙いを絞りやすいことが好都合と映ったのではないでしょうか。
ただウルフ投手が完璧に抑え込んでいれば、
計算のできる投手が増えることにつながり、
ファイターズにとってはプラスになる材料でした。
結果をみて論じることは簡単ですが、
改めて投手交代の重要さ、難しさを感じる試合でした。

今年は接戦に強さを発揮できないファイターズですが、
とくにリードを許した試合を逆転するケースがほとんどありません。
記録上は5イニング終了時点でリードを許した試合では、
開幕以来まだ1勝もできていません。
この数字は極端すぎるのですが、
幾つかの理由がある中で、
大きな問題点は代打陣の層の薄さです。
昨日も代打陣の層が厚けれと思うことがありました。
相手ベンチにとっては、
代打に誰がいるのかを想定しながら投手継投をするのですが、
今のファイターズ相手では、
ほとんど考える必要がないくらいの状況です。
坪井選手の離脱もありますが、
少なくとも左右の代打の切り札は必要です。
ファイターズにとっても、
相手のベンチワークを考えても、
巻き返しには必要な要素だと思っています。