ナイストライ！白井一幸ブログ

現在毎月第２、４水曜日に、
北海道新聞の夕刊にコラムを書いています。
今週は「ファイターズらしさ」を取り戻すには、
と題して書いています。
全力疾走に代表されるようにすべてにおいて全力プレー、
あきらめないで最後まで戦う姿勢、
相手のミスに付け込むしたたかさなどを称して、
「ファイターズらしさ」と言われています。
北海道移転して6年間で5度のAクラス、
3度のリーグ優勝、1度の日本一など、
これまで積み上げてきた実績もさることながら、
それ以上にプレースタイルを評価されているものです。
これはファイターズのプレースタイルの伝統とも言い換えることが出来ます。
伝統とは守るものではなく、
よりよいものを積み上げていくことが、
伝統の継承することにつながります。
昨年はファイターズスタイルに、
打線のつながりという攻撃的な部分が加わりました。
しかし今年は、守備の乱れ、つながりを欠いた打線、
そして最下位と低迷していることもあり、
ファイターズらしさがないと表現されています。
そしてファイターズらしさを取り戻そうとして、
チームも必死に取り組んでいます。
私は取り戻そうとするのではなく、
よりよりものを作り出し、そして積み上げていくこと、
創造することが必要ではと感じています。
形は守ろうとすればするほど崩れていくものですが、
新たに作り出し、積み上げていくことで、
より土台が活かされるのではと考えています。
ベースを大切にしながら、
新しいものを創造していくこと、
改革の後にも改善を繰り返していくことが必要だと思います。
今回のコラムでは、
戻ろうとするだけでなく、
よりよりものを作りだし、積み上げていこうとすることが、
「ファイターズらしさ」を取り戻す一つの方法だと提案しています。
少し発想を変えることも、
大きなきっかけ作りの一つだと思います。
昨年のように、
これまでにない新しいファイターズスタイルが加わることを想像するだけで、
ワクワクするのは私だけでしょうか。
常勝チームになるには、
守るだけではなく、作り上げ続けていくことが必要です。
挑戦するファイターズであり続けて欲しいですね。
伝統と斬新さ、
熟成と新鮮さ、
両方を持ち合わせたチームは魅力的ですね。