野球のこと

2010年04月21日

ウルフ投手で逃げ切り失敗。
確かに質問ありましたように、
抑え投手は精神的にも大変なポジションです。
球威、コントロールなど抑え投手に必要な要素はたくさんありますが、
その中でもメンタルコントロールは重要な要素です。
昨日のウルフ投手はインコースのツーシーム(シュート系)がボールになり、
ストライクを取りに行った甘いボールを打たれました。
昨日に関しては、コントールに問題があったように思います。
もう一つ持ち球がストレート(ツーシーム)とカットボールなので、
投球に緩急がないので、
相手打者は狙い球が絞りやすいことは事実です。
ボールの球威や切れが抜群の時には大丈夫ですが、
少し調子が悪いときにどのように対処するかは今後の課題でしょう。

9回の守りでウフル投手の投球と共に気になったことが幾つかあります。
その中の一つに守備隊形があります。
これはそれぞれの指導者の考え方一つで、
何が正しいとかはありませんが、
一つの考え方として提案してみます。
9回1点差で抑え投手を起用していますので、
0アウト1、3塁になっても内野手は前進守備で逃げ切りをはかるのが定説であり、
ファイターズもそのような守備隊形でした。
このケースの考え方として、
0アウト1、3塁になった時点で同点は覚悟、
いかに1塁ランナーをスコアリングポジションに進めないか、
ホームに返さないのかという選択肢も出てきてもいいと思います。
0アウト3塁からの失点率と、
0アウト1塁からの失点率では段違いに大きな差があります。
0アウト3塁からの失点率の高さや、
前進守備でサヨナラ負けのリスクを高くするよりも、
単独の0アウト1塁から失点を防いでいくことに考え方を変えれば、
同点どまりで収めるのはそんなに難しくありません。
打者心理としては、内野が前進守備の場合はヒットゾーンが広く、
なお且つダブルプレーの心配もないので、
ずいぶんと気軽に打てるものです。
少なくとも二遊間がダブルプレーシフトであれば、
打者心理も変わってきたように思います。
また投手も3塁ランナーを忘れて、
0アウト1塁からの投球に気持ちを切り替えていけば、
プレッシャーの度合いも小さくなります。
これはリスクをおかしてでも逃げ切るか、
最悪同点でもう一度勝負に行くのか、
リスクマネージメントとしてそれぞれの考え方、
選択肢があるのが当然です。
三振の取れる投手と、
内野ゴロで打ち取る投手でも違いが出てきますし、
打者のタイプによっても違いがでて来ます。
守備隊形一つで選手心理が変わり、
結果を大きく左右するものです。
野球はメンタルスポーツと言われるのは、
プレー以外の時間が長いので、
考える時間も長くなることがメンタルに作用してくるからです。
戦術一つ、リスクのとり方一つで選手のメンタルを大きく左右するのですから、
選手にメンタルの強さを求めると共に、
余分なプレッシャーを排除することもベンチワークの一つですね。

長いシーズン、長い野球人生には、
何をやっても上手くいかないときもあります。
このような時こそ前向きな気持ちを持ち続けることですね。
keep going、keep positive、
いつも試合中にヒルマン監督と声を掛け合った言葉です。
05年には11連敗もあり、
07年には14連勝もありました。
何が起こるかわからないのが勝負の世界です。
前向きさ、自信を持ち続けることが大切ですね。
keep goingさん、いつもコメントありがとうございます。
いつもコメントをいただくたびに、
前向きさの大切さを思いだしています。


同じカテゴリー(野球のこと)の記事画像
甲子園
プロ野球開幕!
侍ジャパン世界一
決勝戦!
最終調整
侍ジャパン
同じカテゴリー(野球のこと)の記事
 甲子園 (2023-07-26 08:02)
 プロ野球開幕! (2023-04-02 08:28)
 侍ジャパン世界一 (2023-03-23 14:17)
 決勝戦! (2023-03-21 22:06)
 最終調整 (2023-03-20 05:41)
 侍ジャパン (2023-03-13 14:12)

この記事へのコメント
白井さん、お疲れ様です♪
昨日は惜しかったですね。
最近、好リリーフを続けている谷元投手。リズムが良いのか、しっかり抑えるのが良いのか、谷元投手が登板すると流れが変わっているように感じます。
昨年の菊地投手や一昨年のヤタロー投手みたいな流れを変えて更に勝ちに繋げられるような投手になってほしいな…と期待しています。
今日は吉川投手が先発ですね。楽しみですね♪
Posted by 杏仁 at 2010年04月21日 12:33
今はファンにとっても良い経験なのだと思っています。
いろんな思いをして、より応援する為の力にする。よりぶれない気持ちを持つ為のメンタルトレーニング期間なのかも。
札幌ドームの動員数は前年より少ないようですが、TV視聴率は変わらないようです。
まだまだシーズンは始まったばかりだから!とゆったりと見守っているファンも少しずつ増えているのでしょうか。
個人的には移転初年度の後半からドームへ通いだし、05年のシーズンを見ているので免疫が出来ているのか?「これからこれから!」そんな思いでいます。対オリックス戦だったと思いますが、トーマス投手が2回までに失点10って試合なんかも思い出だったりしてます。
素人ながらどうしたら・・・と考えたりもします。
二岡選手を4番にし稲葉選手を5番。高橋選手を6番にしてはどうだろうとか。
高橋選手は責任感を感じすぎたようで体調不良になっているし、ちょっと気を楽にさせてあげたい・・・そんな思いです。
今は負けよりも選手のメンタル面の方が気になってしまいます。
前向きな気持ちを持ちつづけるのも大変ですよね。でも前向きなつもりでいればいつか気持ちに体についてくるものなのかもしれません。
今がファイターズにとってどん底ならば、後は這い上がるだけ!
これから!これからですよ!(^^)
Posted by 陽子 at 2010年04月21日 14:33
負けが続きますが・・・
大差負けがあまりなく、得失点差はオリックスや
ソフトバンクと同程度。

何かを工夫すればそれなりの成績(5割程度)に
なりそうな気がしますが・・・・
Posted by マツ at 2010年04月21日 16:02
白井さん、お疲れ様です♪
いつも読んでいるだけでしたが、初めて書き込みさせて頂きます。本当いつも勉強になります。
悔しいけど、逆に応援しがいがあります。
昨日は、捕手とのコミュニケーション不足からなのか息が合わずその辺りもメンタルに影響したのでしょうか・・・。素人目からみてもウルフ投手の件は白井さんのおっしゃるとおりに思えました。各球団には速球派のリリーフが多いですが、日ハムは守備の素晴らしいチームですからやはり技巧派のリリーフがいいような気がします。(いろいろ書き込みたい事は山ほどありますが・・・)
What will be, will be (que sera sera) なるようになる。
今後も選手と共に応援頑張っていきます。
Posted by ぼーでん at 2010年04月21日 17:12
白井さんのブログ、毎日楽しみにしています。

21日の試合もうまくいきませんでしたね。久しぶりにテレビ中継を観ましたが、なんとも「らしくない」展開に愕然としてしまいました。

選手が一番つらいんでしょうね。とにかく早く「らしい」プレーを取り戻してほしいです!!!

・・・前向きに考えないと。。

明日からの試合に期待して眠りにつくことにしまーす!
Posted by Tsucchi at 2010年04月22日 00:06
白井さん、こんばんは!

その後、体調の方はいかがですか?私も、このところの天候不順でなんとなく体調が思わしくありません。

北海道もファイターズも春まだ遠しといったところでしょうか。けれども、終らない冬はありませんね。もう少し、あともう少し。きっと、心地よい風が吹くと信じています。

最近は、時間が許す限りスコアをつけながら観戦することにしています。負けが込んでいる状況に、あまり熱くなり過ぎないようにすることが理由の1つですが、いろいろな角度から野球を観ることができ楽しみの幅が広がるように感じます。

残念ながら、今日も我が家の対戦表には白星はつきませんでした。G党の主人と息子は機嫌が良いです。

なんだか「負け」に慣れてきた自分が怖くもあり頼もしくもある今日この頃です。

さて、先ずは明日の勝利を願いながら眠りにつくことにします。

おやすみなさい。。。
Posted by マー at 2010年04月22日 01:37
おはようございます。
初めてコメントさせて頂きます。
白井さんのブログ毎朝、必ず読むのが楽しみです。
色々な部分で勉強になるし、ファイターズのことでも、心を新たに応援しています。
心配より信頼をって、知人の言葉を真のファンはその気持ちが
大切なのかもって・・・私も真のファンへ

全国的に、気温が安定しない日々、体調崩されませんように。
Posted by kokoro at 2010年04月22日 08:22
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
投稿されたコメントは内容により不適切と判断した場合、あしたさぬき運営事務局にて削除する事がありますのでご了承下さい。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
野球のこと
    コメント(7)